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鱈子おにぎりの人 ページ3

リョータside



『男子バスケ部よね?』



「おう」



『本当に私、マネやるの?』



「もう決めたろ」



『…はいはぁい』




そんな会話が、職員室横のフリースペースから聞こえてくる。



女子がコソコソと会話が聞こえてくる方を見ながら話している。



また、男子がザワザワとしながらそちらを見ている。



バスケ部のワードに惹かれて、目を向けてみれば、そらせなくなった。



足を組んで座りながら、フリースペースの机に片肘を付いて、紙に何やら書き込む女子と、パイプ椅子に深く腰掛けて足を広げ、これまた両肘を付いて座る男子が、そこにはいた。



男子の方は、一瞬でわかった。



富ヶ丘中の流川楓だ。



間違いない、まさか湘北に入ってくるとは。



…が、しかし、俺が目を惹かれたのは、こちらではない。



憂鬱そうに薄く形の良い眉を片方だけあげて、頬杖をつきながら、恐らく入部届にペンを走らせる女子だった。



天真爛漫、明朗快活さなど、色々な特徴が一目で分かったものの、彼女を一言で表すのは簡単だった。



【美人】



この一言に尽きる。



俺と同じで少し厚めの赤い唇は、色気というよりも血色の良さといったイメージのほうが強かった。



加えて顔が小さく、目が大きく、綺麗な二重で、小鼻で肌が綺麗だった。



こんな子が湘北バスケ部に入るのか。



しかも、あの流川楓とタメ口で喋れると来た。



とんでもない二人組だ。



俺が目の前で突っ立っていたのが悪いのだが、ふと顔を上げた彼女と目が合ってしまう。



なんとなくお互いそらすタイミングを失くし、真顔のにらめっこになる。



…が、数秒後、彼女は特に興味もなさそうにフイっと紙に目線を戻した。



にらめっこの意味あったか、これ。



なんとなくゲンナリして、だがマネになる以上は関わらないといけないということに不安を覚えた。



直後に走り書きした彼女は立ち上がった。




『…よっしゃ、提出行こ』



「提出した後予定あんのか」



『私?ないよう。………あ、スタバ寄ろうかな、新作のメロン出たし』



「…後ろ乗れ、連れてってやる」



『えっ、本気?』



「嘘言ってどうする」



『楓、スタバとか嫌いじゃなかったっけ、いいの?』



「いい」



『ほんとに、なんだかんだいつも優しいなぁ、ありがと』




そう流川と会話をした彼女はもう興味を無くしたのか、一瞥もせず、俺の横を歩いていった。

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シルビア★姉貴 - 雅城さん» またの機会に…☺️☺️😙😙 (4月2日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 雅城さん» 分かりました。🙆🙆🆗大丈夫ですよ!!!!😃😃 (4月2日 21時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - ななさん» ありがとうございます!他作品に注ぎ込んでしまいがちなので、ゆっくりでも今作をちゃんと更新していこうと思います…笑笑 強くて面白い夢主を書けるように頑張ります!笑笑 これからもご愛読お願いいたします!🙇🏻‍♀️ (4月2日 21時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
雅城(プロフ) - シルビア★姉貴さん» シルビア★姉貴さま、大変申し訳ありません…、他作品のリクエストもいただくことが多いため、私自身の余裕がなくなってしまいました、一度承諾したにも関わらず申し訳ありません…! 合作、今回はお断りさせていただきます…!大変申し訳ありません…、 (4月2日 21時) (レス) id: 1bd3bd8c14 (このIDを非表示/違反報告)
りゆき - シルビア★姉貴さん» コメント欄はみんなのものですそうやって設定を相手に連投するんじゃなくて設定を考えてるなら自分で作品作ったらどうですか❓ (4月2日 21時) (レス) id: d926977b48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅流 | 作成日時:2023年9月24日 1時

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