【SAO】―史上最恐の世界―と最強の救世主

第４層　ここが現実　≪キリト≫ ページ6

茅場はおよそ一万人もの人々をこの世界ーSAOーの中に閉じ込めた

彼の言い分によると、この世界から脱出するには


アインクラッド最上層、第１００層のボスを倒さなければいけないらしい


そしてもしこのゲームで死―――HPバーが0になった時、

プレイヤーはSAO及び現実世界からも永遠に消滅する


〔これはゲームであっても遊びではない〕


ゲームの死が、現実世界の死を意味する


そしてすでに警告を無視した保護者達がナーヴギアを外したせいで

200人ほどが消滅しているらしい


.


.


「…受け入れるしか……ないよ…」

「そうだな…」

俺と神崎は随分と冷静だった


といっても、他の皆も数分後に嫌でも受け入れなければならない状況になった


茅場が全プレイヤーに手鏡を渡した


全員が鏡を持ち不思議そうにのぞきこんでいると、突然自分の周りに光が漂い

あっという間に先程まで美男美女でどこのゲームの主人公だよと言わんばかりの風貌だった皆が、普通の人の顔になった

さっきと顔、性別や体格までもが現実世界そのものの姿になっていた


「桐ヶ谷、君？」

「神崎、だよな？」


俺自身も神崎も、現実世界の顔だ


「そういえばクラインは？」

「お前がキリトか！？そっちがジャンヌ！？」


「貴方が…クライン？」

3人で確認しあい、俺は2人を連れて町はずれまでやってきた

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