【SAO】―史上最恐の世界―と最強の救世主

第３層　死のゲーム−デスゲーム−のはじまり　≪キリト≫ ページ5

GMは口を開いた


「ようこそ、『私の世界』へ」


私の世界…？


「私の名前は茅場晶彦(かやばあきひこ)。
今やこの世界をコントロールできる唯一の1人だ」


「茅場…晶彦。SAOを作った張本人がお出ましってこと？」

隣のジャンヌがつぶやいた

今ここにいる奴で茅場晶彦を知らない人なんていないだろう


茅場晶彦は、数多ある弱小ゲーム会社の一つだった「アーガス」が

最大手と呼ばれるまでに成長した原動力となった若き天才ゲームデザイナーにして量子物理学者


彼はSAOの開発ディレクターであると同時に

ナーヴギアそのものの基礎設計者でもあるのだ。


「プレイヤーの諸君、君たちはすでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いているだろう？

これは不都合などではなく、≪ソードアート・オンライン≫の本来の仕様だ」


「仕様…だと？」

クラインの割れた声が聞こえる


「諸君は今後、この城の頂を極めるまで、
ゲームから自発的にログアウトすることは出来ない」

「……また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止あるいは解除も有り得ない。
もしそれが試みられた場合―――」


一瞬の空白


「―――ナ―ヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、
諸君らの脳を破壊し、停止させる」


俺達は、茅場のいっている意味が理解できなかった

第４層　ここが現実　≪キリト≫→←第２層　はじまりの街　≪キリト≫

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す