【SAO】―史上最恐の世界―と最強の救世主

第1層　彼女と共に　≪キリト≫ ページ3

「神崎―――あっ違ったジャンヌ！！こっちは終わったぞー」


「ん。こっちももう終わる」


レベル８２モンスターであるトカゲ男≪リザードマンロード≫が現れ、
ヘトヘトになりながらも俺達は敵を倒した


「ふー疲れたー。ジャンヌ、なんでお前そんな涼しげな顔してるんだよ」

「まぁ実際涼しい顔してるわね。あのモンスター思ったよりも手ごたえなかったし」


前言撤回、ヘトヘトになったのは俺だけだった


「そんなことよりキリト？貴方また私のこと神崎って呼んだ？
この世界でその名前で呼んじゃ駄目って何度言ったら…！！」

「ご、ごめんって！さすがに8年くらい一緒にいるとなるとつい癖が…」

「ジャンヌって呼ばなきゃならなくなってから2年は経ってるわよ！！
…ってここであっちの話はタブーだったね、ごめん…」


「いや、いいんだ。もとはと言えば俺が悪いし…。
2年、か……」


俺達が現実の世界から全身ダイブ…フルダイブしてからもう2年の歳月が流れている

現実の世界の俺達は2年もの間、
ベッドの上でナーヴギアを被ったまま眠っているだけだ


「長かったね…二年もの歳月を経てやっと70層を超えた……。
ここからはレベルも高くなるし、ここから出るにはまだまだ時間が掛りそうだね」


「あぁ……」


俺はジャンヌと宿に戻る間、

2年前、全てが終わり、全てが始まった日のことを思い出していた

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