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倉持side

倉 「…昨日の今日でもう試合振り返ってんのかよ。」

ガチャリと食堂の部屋を開けた俺の目に飛び込んできたのは難しい顔をした御幸だった。

まだ自分の気持ちさえ整理できない俺はおかしいのかと思うくらいだったけれど、多分これが普通だろう。

だからなのか、俺が声をかけても返事さえしない御幸に少し腹が立った。

倉 「立派な心がけとは思うけどよ…今は…いーじゃねーか。主力の先輩達だって引退して…」

御 「力が足りなかったんだよ。」

倉 「あ?」

御 「自分を含めチーム全体のな。」

厳しい顔をして俺の顔すら見ない御幸。俺は初めてほんの少し御幸を怖いとさえ思う。

御 「俺たちの代で甲子園なんて夢のまた夢だぜ…」

そう告げた御幸に俺は立ちすくむことしかできなかった。

ーが、

御 「でさ、倉持。」

真面目な話をされるのだろうと俺も心構えて御幸をじっと見つめる。認めたくはないが、本当にこいつはすごい。今の今で実感さえしたのだから。

倉 「なんだよ。」

認めてしまった自分に少しイライラしながら舌打ちして御幸の言葉を待つ。

どうせこいつのことだから、練習でもしに行こうなんていうのだろう。





御 「キス、しちゃったんだけど…。」





倉 「………は?」


御 「ほら、なんかもののはずみっていったら最低だけどさ、何かこうー、さ!」


イッテイルイミガワカラナイ。

キス?

もののはずみ?

一体全体こいつは何がしたいのだろうか。先ほどまであんな真面目に見ていたビデオでさえ、もう見終わったのもあるのかもしれないが、へらへらしながら切り出す。

いや、というかチームの、甲子園の話じゃなかったのか?

御 「分かるだろ?年中ムラムラしてる倉持なら。」

倉 「な、なぁーに言ってんだ!俺は!ピュア持と言われるほどのピュア人間だぞ!てか!キスってなんだ!お前!昨日の昨日で何してんだよ!」

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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あーちゃん(プロフ) - 105話、成瀬が倒れた(?)過程がないので、ちょっと分かりにくいです(・・;) (2023年1月20日 23時) (レス) @page44 id: 5c50c73791 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 (2019年7月7日 21時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 続編おめでとうございます!これからも見ます。頑張ってください! (2019年7月7日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 今回も面白かったです!御幸と主人公ちゃん、いつかくっついてほしいですねぇ…これからも頑張ってください! (2019年7月5日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!返信ゆっくりですが、是非続けてみてくださると嬉しいです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年9月16日 17時

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