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「………まじほんとごめんなさい。」
朝起きるとなぜか御幸の部屋にいた私。制服姿のままぼんやりとベットの上に座り、状況を理解できていないところに、御幸がガチャリと部屋の戸をあけた。
「大丈夫か？」という御幸に私はふるふると首を振りつつも、今日は試合だからということで、そのまま寮のシャワーを借りて、バスに乗った。
そしてバスの中で昨日の出来事を聞く。
「私またやっちゃったのかぁ…。」
正直、記憶も飛んでて私自身はほんとになにも覚えていないのだ。ただ、「ほら見ろ。」という哲さんの写メが全てを物語っていた。
そしてなぜかその類の写真を持つ他の部員たち。試しにゾノに消して欲しいと頼んだけれども逆に泣いてそれだけはやめてくれと頼まれた。
一体その写真になんの価値があるのだろうと少しきみ悪く思いながらも、ゾノの必死さに負け、保存を許した。もちろん拡散は許さないが。
御 「もうふらふらしねーか？」
「ん。もともとお酒じゃないし、大丈夫。」
油断したなぁ…なんて思いながらも静かに窓の外を見ながら今日は決勝戦なんだなと改めて実感する。
そんな感慨ふけってて、隣の御幸でさえ、そっとしておいてくれてたのに、後ろからは「おい。」と私に声をかける輩。
「なに…倉持…。」
人をよく見ているこいつだからこそ、今話しかけてくるのは珍しいなと少し驚きながらもくるりと後ろに首を向け、倉持と目を合わせる。
ー否、昨日の私、画面越しの昨日の私と目が合う。
「なんら。お前ら。」と言いながら御幸の後ろに隠れる私がばっちり動画で収められているではないか。
前 「可愛かったのぉ〜、この成瀬！」
沢 「俺の胸にきてくれてよかったんすよ！？A先輩！」
結 「うむ。成瀬じゃないみたいだった。」
増 「うがっ！」
伊 「いっつもこんな感じなら可愛いのによー。」
さあ、いざ行かん。とでもいうかのように好き勝手に喋りまくる男ども。それのせいで、他の知らない部員まで「なんだ、なんだ。」と身を乗り出してくる。
最悪だ。
なんだか後ろで「おおー！」なんて盛り上がってはいるけれど、私は振り向くことも怒鳴ることもせず、ただ静かに座ってため息をついていた。
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あーちゃん(プロフ) - 105話、成瀬が倒れた(？)過程がないので、ちょっと分かりにくいです(・・;) (2023年1月20日 23時) (
レス) @page44 id: 5c50c73791 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 (2019年7月7日 21時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 続編おめでとうございます！これからも見ます。頑張ってください！ (2019年7月7日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 今回も面白かったです！御幸と主人公ちゃん、いつかくっついてほしいですねぇ…これからも頑張ってください！ (2019年7月5日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます！返信ゆっくりですが、是非続けてみてくださると嬉しいです！ (2019年6月29日 20時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2016年9月16日 17時
