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明日のスタメンも発表され、盛り上がってきた。みんなは自主練してる。

で、私はと言うと…

「これはこっちで、あ、えーとこれは…」

スコアブックの整理。

最近は忙しくてまったくしてなかったし、クリス先輩が試合でスコアブックを書いてくれるから、これくらいは私がしないと、と言うことで今日は早く練習が終わったからここにきてた。

まあ、もう終わるところなんだけど。

思ってたより早く終えて、部室を出たところで、寮にはまだ明かりがついてる…てのは当たり前だけど、さすがに練習場にレギュラー陣はいないよなぁ…と少し心配になって駆け足で寮に向かった。

「と…もう大丈夫だったか。」

心配は無用だったみたい。ゾノたちはまだしてたけど、練習陣はもうみんな終えて、お風呂にでも入っているところだろう。ーが、

沢 「バカ!早く言えよ!このコーラどうすんだ!」

と叫び声。

ーあー…沢村君かなぁ…ー

少しおかしくなって駆け足で行ってみれば当たり。隣には降谷君もいる。

「なーにしてんの、ジュースいっぱい買って。」

沢 「あ!A先輩!!聞いてくださいよ!降谷のやつ、明日先発なのに自分から進んでパシられてんすよ!?もー、俺がビシッと言ってやろうか!?」

相変わらずでっかい声で叫ぶ沢村君。だけど私はおかしくてクスクス笑いながら、「手伝うよ。」とジュース缶を少し持つ。

「降谷君、明日先発だね。頑張ってね。」

隣でジュースを静かに持ちながら少し眠そうな降谷君に話しかけると嬉しそうに「はい、頑張ります…。」と花を散らした。

沢 「買ってきましたよ、飲み物…」

沢村君がガチャリと寮のドアを開けると、少しピタッ止まった。「どしたの…?」と尋ねれば、そんな声は聞こえてなかったみたいで、「あー!」と声をあげた。

沢 「それ!俺の携帯!なに勝手に見てんすか!」

ドタドタと部屋に入っていく沢村君を見てなんとなく状況を理解した。多分、倉持あたり。

伊 「後輩の言動チェックしてなにが悪いー!!」

沢 「なんで鬼ギレ!?」

「お邪魔しますよ?」

ギャーギャーとうるさい部屋に入り込めば思った通り、整頓された部屋。まあ、御幸の部屋だから。ここ。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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あーちゃん(プロフ) - 105話、成瀬が倒れた(?)過程がないので、ちょっと分かりにくいです(・・;) (2023年1月20日 23時) (レス) @page44 id: 5c50c73791 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 (2019年7月7日 21時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 続編おめでとうございます!これからも見ます。頑張ってください! (2019年7月7日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 今回も面白かったです!御幸と主人公ちゃん、いつかくっついてほしいですねぇ…これからも頑張ってください! (2019年7月5日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!返信ゆっくりですが、是非続けてみてくださると嬉しいです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年9月16日 17時

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