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準決勝。
仙泉学園対青道高校。
稲白実業対桜沢高校。
勝った2チームが文字通り決勝戦へ駒を進められる。
少しぼおっとしながらトーナメント表の前に立ちすくんでいた。
ー準決勝、仙泉に勝てばあとは…ー
決勝。
正直みんなの姿を見ているとなんだかやってくれそうな気がしてならない。油断は禁物なはずなのに。
ーいつからこんなに軽くなった？私。ー
自嘲気味に少し笑いながらそんなことを考えていた。昔はもう少しこう、なんというか感情には一切任せない、って感じの人だったのに。それが、どうだろう。今回ばかりは�犂�待�瓩瞭麒源�だけだ。
ー稲実も…上がってくるだろうし。まあ、気が抜けないね、どっちにしてもー
お願いだからこれ以上気をぬくなと自分で自分に鞭を打った。そうしてないとやってられない。
成 「あっれ〜？Aじゃーん！もうすぐ試合なのにこんなとこいていーの？」
「……成宮…。」
げっとした顔をすれば「そんな顔したら鳴ちゃん泣いちゃう。」という成宮に「泣いてろ。」と一刀両断。ぶーぶー言ってくるかななんて思っていたけれど、思わぬことを聞いてきた。
成 「一也とはどーお？」
「…なんで御幸？」
成 「はっ！？なに！？もしかして�爐泙性甓燭砲盖�こってないわけ！？なにしてんのさ一也は！」
でっかい声で意味不明なことをいう成宮に冷たい目を向ける。正直、他人のふりをしたいところ。
成 「ねぇ、本当になにもないわけ？告白されたりとか、付き合ったりとか、キスとか、セッ…」
これ以上は言わせるかと口を塞げば「あれ〜？」とまたとぼけ出す成宮。流石にそれをここで言わせてしまうのは私としてもどうかと思ったわけで。
「…御幸とはそんなことあるわけない。てか、一生ない。だって、幼馴染だもん。」
ようやく落ち着いて言えた言葉に成宮は納得がいってないみたいだけど、これは本当のこと。この間も御幸と確かめたばかりだし。
「…用がないならもう行くから。」
だんまりを決め込んでしまった成宮にそれだけ言うと私は背中を向ける。
成 「本当は幼馴染なんて思ってないのはどこのどいつだか。」
なんて成宮が言ってたことなんて聞こえないふり。
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あーちゃん(プロフ) - 105話、成瀬が倒れた(？)過程がないので、ちょっと分かりにくいです(・・;) (2023年1月20日 23時) (
レス) @page44 id: 5c50c73791 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 (2019年7月7日 21時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 続編おめでとうございます！これからも見ます。頑張ってください！ (2019年7月7日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 咲さん» 今回も面白かったです！御幸と主人公ちゃん、いつかくっついてほしいですねぇ…これからも頑張ってください！ (2019年7月5日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます！返信ゆっくりですが、是非続けてみてくださると嬉しいです！ (2019年6月29日 20時) (レス) id: 97c0d12c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2016年9月16日 17時
