23話 ページ23
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カカシ「落ち込んでる？」
そう言いながら目の前にしゃがみ込み、私の顔を覗き込んでくる。
チラとその様子を見ると、その顔は風呂上がりのためか、
額当てが外され、写輪眼のある目は閉じられていた。
勿論(？)口元のマスクは外されていなかったが...
『そうよ。』
カカシ「何で？」
『カカシの大人な対応と...
何でこんなことになってるのか分からなすぎて、凄く...不安なんよ。
帰れるのかもわからんし、これから何をどう調べればいいのかも検討つかんし...
突然現れた余所者の私のことなんて気使わんくていいよ。
カカシには、ほんまに悪いと思ってるんよ...
ごめんね...私、怪しい上に迷惑かけてばかりやんな...』
顔を膝に填め、さらに小さくなり、その瞬間体が小刻みに震えた。
何で私、泣いてるんだろう。
怖いのか、情けないのか、辛いのか...
「あの時の感じ」にどことなく似ているからか...
今のこの状況について行くのが本当は精一杯だってことを
深夜のこの少し重たい空気が
自身を追い詰めるよう、心に突きつけてきたせいで、
分からなくなっていたのかもしれない。
帰りたいが、帰れない。
帰った方がいいのに、帰れないのだ。
不本意だが間違いなくカカシには迷惑をかけているし。
自分を知る人はここには恐らく...
いやおそらくでは無く確実に居ない。
知らない土地で何もかも分からないまま過ごすことに、
本当はとんでもない不安を覚えていた。
ポン と乾き切ってない頭の上に何かが乗った。
そのままじんわりと暖かさが頭に広がり、
それがカカシの手だと理解するまで少し時間がかかった。
カカシ「うまく言えないけど...そりゃ不安だよね。
...ま、確かに生活も変わるし、オレも慣れてないけどさ、
早紀が今思ってるほど、オレは苦に感じてないよ。
歳も同じだからね、何とかしてあげたいなって思ってるよ。
...だから泣かないでよ」
『ごめん...』
頑なに顔を上げず、少しばかり声も震わせる。
カカシ「ほら、明日でかけるんでしょ？
泣いたら目が腫れて、ブサイクな顔みんなにさらけ出すことになるよ？
とりあえず、顔上げて...」
カカシが肩に手をつく。
それがきっかけで
ポロポロと、涙を流しながら、顔を上げる。
『それは...嫌やな...へへ』
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さき(プロフ) - 彩香さん» お返事遅くなりすみません！カカシが助阿讃に変装する際使用しているので売ってる（存在する）と思い書きました！夢小説ですのでなんとなく想像の世界でお楽しみくださいね(;^_^A (2022年8月6日 23時) (
レス) id: 09a4da31a4 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - カラコン売ってないだろー (2022年6月20日 4時) (レス) @page29 id: 9e745c4531 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ 頑張って作品書いてください！m(_ _)m (2020年12月9日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます♪ご指摘頂きました点ですが、私の住んでる地域では「してくれやんの？」とよく使いますので、この表現も間違いではないのですが…ご意見として、参考にさせていただきます！応援ありがとうございます(*´ `*)！頑張ります！ (2020年3月11日 12時) (レス) id: c4a8bde30f (このIDを非表示/違反報告)
りか - すみません、関西弁です。 (2020年3月9日 20時) (レス) id: acd24f905b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sa | 作成日時：2019年8月5日 9時
