怖い人が優しくなったときはギャップ萌えはすごい ページ5
「よし、山崎が奴らの拠点を抑えれたそうだ。俺たちも行くぞ」
来た!
戦うことが大好き!というわけではないが結構楽しんでる自分がいる。今まで中々捕まえることができなかった桂。今日は桂を捕まえるチャンスだ。
「そういえば、爆発したのって戌威星の大使館じゃないですか?十四郎君、いいんですか?」
「んなの知ったこっちゃねぇよ。」
瞳孔が開いた目をして刀を鞘から出す十四郎君を見ながら、今日もかっこいいなぁなんて呑気に思う。
確かに十四郎君は瞳孔開いてるし、警察とは思えない発言するし、顔も怖いし、すぐ怒るけど…
本当は優しい人ってことを知っている。ただ不器用なだけなのだと私は思っている。
このことを総悟に言ったら、正気かと言われた。割りとマジで。
「おい、樹里。なにボンヤリしてんだ?行くぞ」
「はい!」
「総悟、テメーもいい加減起きろ」
うーと唸る総悟を、そろそろ十四郎君が本気で怒りそうなので肩をユサユサと揺する。
アイマスクを外し、眠そうに目を擦る総悟を見て私も立ち上がる。
「へーへー、分かりやしたよ。…死ね土方コノヤロー」
「聞こえてんぞ!!」
最後にボソッと十四郎君への暴言をはく総悟だが、地獄耳の十四郎君には聞こえていたらしい。
頭をスパンッ!と叩かれていた。
「真選組の晴れ舞台だぜ。楽しい喧嘩になりそうだ」
そう瞳孔が開いた目をしながら言う十四郎君の顔はちょっと怖いけど、やっぱりかっこいいなぁと改めて思った。
ドラマの再放送って何故か見逃しちゃう→←顔がタイプ=好きというわけではない
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神様 - ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月20日 17時) (レス) id: 303d75a3a0 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - かーみーさーまー更新頑張って下さい! (2020年3月18日 12時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神様 | 作成日時:2020年2月22日 21時