やっぱ好きな人の声は間違えない!…というフラグ ページ12
「なんだこれはぁぁぁぁ!!!」
十四郎君の寝顔を堪能し、私も疲れたからとさっさと風呂とご飯を済ませ自分の部屋に入った。そして即効お布団ダイブ。
気づいたら朝で「久しぶりにぐっすり寝たなー」とぼんやりする頭で考えていたらそんな頭も冴えるほどの叫び声が。
……ん?これって十四郎君の声じゃないか?うんうん絶対そうだ!この私が間違えるはずがない!
そうとなれば十四郎君の元へダッシュ。
今までで一番速いかもしれない。
「十四郎君!!おはようございます!!で!?どうしたんですかぁ!!」
声がしたのは食堂の方。寝巻きの浴衣のままだが今はそんなことを言ってる場合ではない。
スパーンと扉を開けて彼を探す。
「おっ樹里じゃねぇか。…ってなんでそんな格好のままなんでィ」
「今はそんなのどうでもいいんです!十四郎君になにがあったんですか!」
いやよくねーだろとごちゃごちゃいう総悟はスルーし何やら人が群がっているところへと行く。
間をなんとかすり抜けながら行くと、なんとその中心には十四郎君が。
「十四郎君!おはよーございます!」
「……樹里。おはよぉぉ。んで?これはどーゆーことだァ?」
「…?これ?なんのことですか?」
「とっぼけんじゃねぇよ!テメーしかいねぇだろーがこんな写真撮るの!」
写真……。
も、もしかして………
「あっ!これは私が昨日撮った『十四郎くんの寝顔〜天使もびっくりなその可愛さ〜file10』に追加した写真じゃないですか!」
「おい、何だそのおぞましいもんはっ!しかもファイルじゃなくてfileって言ってるとこがムカつくな…。って!んな事はどーでもいいんだよ!この写真は一体どーゆ「ああぁ、十四郎くんの国宝級の寝顔に酷い落書きがっ…!!」聞けよっ!」
くそっ、一体誰かこんなことを!
いくらなんでも十四郎くんの寝顔写真に油性ペンのマッキーで「うんこ大魔王」だなんて酷すぎる!
小学三年生みたいなイタズラしやがってぇ…
「あれー、土方さん。いつから真選組副長からうんこ大魔王に
転職したんで?」
「いや、ぜってーお前だろ!この陰湿なイタズラはよ!どーせこの写真は樹里に貰ったんだろ」
「えー証拠とかあるんですかィ?決めつけは良くないなぁ」
まぁ、いつもの事を考えれば犯人は総悟。
それにすぐに気づけるなんて流石十四郎くん!!
恋愛相談は非リアには難しい→←イライラがMAXになる前に取り敢えず寝ろ
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神様 - ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月20日 17時) (レス) id: 303d75a3a0 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - かーみーさーまー更新頑張って下さい! (2020年3月18日 12時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神様 | 作成日時:2020年2月22日 21時