?*?????**? ページ24
「相談なんやけど」
「...ん、相談、ですか？」
もぐ、彼の作った美味しいオムライスを頬張りながら聞く。
今日は彼と出かける予定だったが、電車が朝から止まってしまった挙句復旧にも時間がかかりそうということで、センラさんに車で迎えに来てもらって彼のお家にお邪魔していた。
加え昼食に美味しいオムライスまでご馳走されてしまい。
というわけで相談となると聞かない訳にもいかず。いや、ここまでしてもらわなくともいつでも相談は聞くのだが。
「俺ら、一緒に住まへん？」
「一緒に住む、ですか」
脳内に飛ぶ、同棲の二文字。
ふむ、とオムライスを咀嚼しながら考えてみる。そういえばうちのアパート、そろそろ契約更新の時期だったな、と。
「おん。俺も今年から社会人やしさ、会える時間少ななるって考えるとちょっと寂しいな〜って」
「...あー、そうですね。私も多分そろそろ今のアパートが契約更新になるので、いい機会かもしれないですね」
すんなり承諾した私が意外だったらしく。
彼は「ほんまに！？ほんまにええの！？」と何度も聞いてくるが、まあ、特に今の家にこだわりがあった訳ではなかったので、まあいいかなって。
今住んでいるところからあまり大学から離れなければいいかなあ、という感じ。
たちまち上機嫌になった、というか一大決心して話したこれが上手くいったからだろう嬉しそうな彼はどこら辺がええかなあ〜と既に色々考えているらしく。
…私もセンラさんと住むならちゃんと要望言わないとな、と思うも、こんな料理家で食べられるなら文句ないなあなんて思ったり。
あ、でもセンラさん働きに出るから私がなるべく料理しなくちゃ。
なんて個々で想像を膨らませながら、オムライスを平らげて。綺麗になったお皿を持って台所へ向かった。
───────
「あれ、もうこんな時間やったんか」
「え、あっ…ほんとですね。外、真っ暗」
いつの間にか雨が降っていて。しかも結構な土砂降りで。この時期にしては珍しいな〜と思いつつ帰りの電車の時間を調べる。ん、昼過ぎには電車動き始めてたし今は問題なさそうだな、とスマホを置くと。
「遅いし今日泊ってく？てかニュースでなんか怖いこと言うてたし」
「え！？いやでも…あー、連続殺人犯…」
「うん。万が一も、ってのもあるし」
たしかに、とこちらが折れかけると「確か前に来た時に着せたスウェットが〜…」と彼はクローゼットをあさり始めてしまった。
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にやあ確定 - 完成度高すぎる凄すぎる誰にも教えたくないぐらい凄すぎる (2022年11月24日 13時) (
レス) @page30 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
うた猫 - 前回多大なるご迷惑をおかけしたうた猫です…。完結おめでとうございます！これからもたくさん読み返させて頂きますね！お疲れ様でしたー！ (2021年5月23日 23時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずさ(プロフ) - 完結おめでとうございます。全てのお話の細かなところまで凝ってらっしゃってとっても面白かったです。お話の最初の方は何事もなく平穏に進むのに読み進めていくほど不穏になっていく怪しい空気感が大好きです。素晴らしい作品をありがとうございました！ (2021年5月22日 17時) (レス) id: b175640c2e (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - お疲れ様でした!!完結おめでとうございます!!一つ一つのお話がすごく凝っていて面白かったです!!とても素敵な作品を書いて下さりありがとうございます！ (2021年5月22日 8時) (レス) id: 0f68482158 (このIDを非表示/違反報告)
もも氏(プロフ) - お疲れ様でした。作品一つ一つ凝っていて読み進めるのが毎回楽しみでした。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年5月22日 2時) (レス) id: b053dcec20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#N/A | 作成日時：2021年5月14日 22時
