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俺が顔を上げるとAは大粒の涙を流していた
信「Aちゃん、良平さんこう言ってるけど、どうする?」
『私、も、良平さんと、お話したいです…』
良「ありがと…」
信「じゃあ、よろしくお願いします!」
Aをぎゅっと抱きしめ耳元で…
信「Aちゃん、ちゃんと話するんだよ、泣いてちゃダメだよ」
(涙を拭いて)
信「俺の初恋の人、大好きな人…じゃ、また、二人で遊びに行こうね」
ぽんぽんとAの頭を撫でてノブは帰って行った
良「じゃ、行くか…って言っても…悪い…Aと話したいばっかで行き先決まんなくて…俺ん家でもいいか?あ、嫌なら言えよ?」
『嫌じゃないです、大丈夫です…』
俺の家に着くまで何を話したらいいかわからずずっとお互い無言だった
ただ、Aは甘える様に俺の服の袖を摘んでいた…
良「あぶない、からな…」
俺はAのその手をグッと掴んだ
どうぞ…
『おじゃまします』
良「その辺り座ってて…コーヒーでいいか?」
『ありがとうございます』
俺はAにコーヒーを出し隣に座った
しばらく無言が続き…
良「えっと、どう言ったらいいかな…」
『良平さん??』
俺はAの座ってる前に座り下から顔を見上げ手を軽く握り…
良「えっと…その…ずっと言えなかったんだけど…俺はAが好きです」
『あの、ホントですか?』
良「ホントだよ…俺と付き合ってください…」
Aはそっと俺に抱き着いてきた
良「返事、欲しいんだけど…な…」
『お願いします…』
Aは涙でいっぱいの顔を上げてきた
優しくキスをした…
良「やった、うれしい…」
『私もです…』
良「泣きすぎ…」
ぎゅっ…
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作者名:うー | 作成日時:2023年6月11日 22時