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目覚めた先生 ページ16

「わかんない。
そもそも本当にかなえたかったのか、もうよくわかんない。
色んなもの犠牲にして、失って。もう後戻りできなくなって、だから前に進むしかなくて!」



いつも前を向いている唯月の、そんな後ろ向きな言葉を初めて聞いた。



「...なんであんたにこんな話。」



「戻ってもいいんじゃないかな!
無理して進む必要ないと思う。
そうだ、新日の棚橋と柴田の泣ける話があるんだけど...聞く?」



「...聞かない。」




唯月は、本当に少しだけ微笑んで教室を出ていった。



.



「A...?」



『先生ッ!!』



頬を撫でていると、先生が目を覚ました。



私は咄嗟に先生を抱きしめた。



「痛いよ、A。
...状況は?」



少し強く抱きしめすぎたか、と腕を離したが、そんな私を再び抱きしめてくれた。



『準備室とハッチが開けられました。皆はまだ逃げてません。』



「そうか、ありがとう。
美術室が騒がしいな...A、手伝ってくれるか?」



私はなにも言わず、先生に肩を貸した。



先生は少し腰を押さえながら立ち上がると、「茅野もありがとうな。」とさくらの方を振り向いて言った。



美術室からは、暴動と言った方が正しいような声が聞こえていた。




先生を支えている私に代わってさくらが扉を開けると、皆はこちらに注目する。



中では、いったい何が起こっていたのか隼人が起爆スイッチに手を掛けようとしていた。



「お前がボタンを押す必要はない。汚れ役は俺だけで十分だ。」



私から離れて一人で歩こうとする先生にNoという意思をこめて強く腰を握るが、そんな私に大丈夫だというように軽く肩を2回叩いて行ってしまった。



「ぶっきー大丈夫なの...?」



「なんとかね。甲斐、それを返せ。
...っぶな、もっと慎重に扱え。」



先生の言い分はその通りだ。



もし誤作動でも起こしてこの美術室爆破されたらどうするの...




「さてと。俺の話はどこまで伝わってる?」



「大体把握してると思うけど。」



「そうか、なら...
ここから、出たいもの。」



先生の声に、ちらほらと生徒が手を挙げる。どうやら、逢沢と6人が相当頑張ったようだ...あれ、瀬尾も挙げてる。



「そうか、わかった。じゃあ話し合いをする前に、諏訪がなんの情報を持ってるのかそれを確かめてから_」
「だから知らないって言ってるでしょ!!」




「...そんなに喜志が怖いか。それとも喜志のお陰で手に入れた名声を失うのが怖いか。」

知らなかった→←唯月



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莉子 - 更新楽しみにしてるので、頑張ってくださいね!ずっと待ってます! (5時間前) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - ゆあさん» 私はゆあさんの感想を見ましたよ私はゆあさんの感想を見て良かったです私は柊一颯が大好きです (1月6日 13時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新まってます!! (1月5日 19時) (レス) id: 5386a12f84 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ - 続き楽しみです!表現の仕方がすごいですね (11月24日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
亞鬼 - 大好きな作品です。応援してます。 (8月18日 21時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:、りょうやん。 | 作成日時:2019年8月3日 3時

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