笑っていて欲しくて。４ーRyota.kー

１８０ 千葉side ページ36

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『あー、この体温がほんとに好み


皆千葉さんの魅力をもっと知るべきだよ

あ、でもそうしたら私なんか相手にされなくなる時がくるかもだし･･･。』


千葉｢何ブツブツ言ってるの｣


『欲と自制心が格闘中です』









話す時は見上げてくる所とかさ

こういう発言とかさ


ホント自分を分かりまくってるよね




悪い大人だったら一瞬で食べられちゃうよ









千葉｢何考えるのか知らないけど

こんな風に抱きしめるのはAだけだから安心して｣









ほら、例えば俺とかね？？









『もう、ほんと、かっこいい･･･！』


千葉｢ありがと｣


『すき！』









だから軽々しくそういうこと言っちゃダメだってのに

隣のお兄の顔が引き攣ってますよ〜









「椎名さーん！メイク始めますよー！」



『あ、呼ばれちゃった』


千葉｢残念。抱きしめたまま移動してあげよっか？｣


『流石にそこまではご迷惑かけませんよ(笑)

次の幸せ(ハグ)を噛み締める時まで我慢しておきます』









名残惜しいとはいいながらも

さっさと離れてメイクさんの方へ向かったA


こういう塩っぽさもいいよね

なんか追いかけたくなる。と言いますか




立ち去ってく後ろ姿を見つめる俺と

そんな俺諸共見つめる一人の不機嫌さん









片寄｢あんまからかってやんないでください

アホだからすぐ真に受けちゃうんで｣


千葉｢真に受けるって？｣


片寄｢好きだとか、特別だとか｣









普段社交的なタイプのくせに

好きな女のことになると周りも見えなくなるとか、ホントかわいいねぇ









千葉｢本気だったらいいの？｣


片寄｢いやいやいや。千葉さんみたいな人がまさか｣


千葉｢A、いい子だし｣


片寄｢そうですけど。｣



千葉｢それともなに？

俺が本気になったらなにか困ることでも？｣









俺の言葉に動揺を隠しきれない片寄君

カメラが回っていたら使える並の修羅場だ









千葉｢そういう顔は好きな女に見せなきゃ｣


片寄｢好きな女って･･･。Aのことですか？｣









他に誰がいるの(笑)


匂いに嫉妬して意地悪した俺も大概だけど

自分の匂いマーキングさせるとか相当なもんでしょ









片寄｢Aは友達ですよ？｣


千葉｢へー｣









自覚がないのか、とばけてるのか


どっちでもいいけどさ




そっちがその気なら俺は存分に楽しませてもらお〜♡

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