１１９ 夢主side ページ24
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1人にならなきゃ
そんな思いで人の多い廊下を自然と避けて
声の少ない場所へと向かう
ここなら大丈夫
そう思って開いた先の非常階段
「･･････A？｣
普段人なんていないのに
なんでこういう時に限って･･･。
『うわぁ。涼太君じゃん』
辛気臭い顔を見せるのは嫌だから
取り繕った結果なんだか嫌そうな反応になっちゃって
その様子にショックを受けた感じの涼太君
片寄｢えっとその反応の意味は？？
俺と会いたくなかった？･･･ってこと？｣
『そんなこと･･･。』
片寄｢歯切れ悪っ。何、めちゃ怖いんだけど｣
『大丈夫。涼太君のことは好きだよ』
片寄｢･･････あ、ありがと｣
『ただ、今、私、あんま、テンション変で･･･』
片寄｢あんまテンション変ってどういうこと(笑)｣
笑ってくれる涼太君には悪いけど
今の私にこれを長時間取り繕えるほどの元気はない
『ごめん、どっか行くね』
片寄｢いいけど。ついて行くよ？｣
『･･････なんで』
去ろうとした後ろ姿に投げかけられた声に
思わず手に掴んだノブを離して振り返る
片寄｢だってAに会いにここに来たんだから｣
甘い声で
恥じらいもなくそんなことをいう涼太君に
こっちの方が恥ずかしくなってくる
確かに言われて思い返せば
この前会った場所も人気のない非常階段だった
『チャラ寄だね』
片寄｢だから違うって(笑)｣
『･･･いいよ』
片寄｢･･･？｣
『どこにも行かないからここにいよ』
片寄｢Aってあざといよなぁ｣
『よく言われる』
片寄｢あぁ、狙ってる系｣
よくぞお分かりで。
女はそうやって生きてくんだって
どこぞの探偵漫画の黒の組織の妖艶なお姉様も言ってたし
片寄｢そういえば明後日で最終回だね｣
『うん』
片寄｢何作ってくれるの？｣
『予定では中華です』
片寄｢餃子希望｣
『市販？』
片寄｢生地だけね｣
『作らせる気満々』
片寄｢手伝うから｣
別にいいけどさ
私も作るの楽しいし
ただなんとなく避けていた話題なだけあって
2人に流れるのはどこかぎこちない雰囲気
片寄｢ご飯っ･･･てさ」
『ん？』
片寄｢理由ないと作ってくれない感じ･･･？」
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Lin(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！ 中々ストーリーが進まず申し訳ありませんが、そう言って貰えると励みになります！今後もよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年12月14日 4時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 更新嬉しいです^ ^ (2019年12月12日 11時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - えだまめさん» コメント応援ともにありがとうございます！！！ この作品をそんなにも推していただけて本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年11月1日 14時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ(プロフ) - 移行お疲れ様です！更新されて読むたびに高評価押してしまいます（笑） それぐらい大好きな作品です！これからも応援しています！ (2019年10月31日 23時) (レス) id: 83643b9572 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - るぷす?＆しゃーろっく?さん» コメントありがとうございます！！！ ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2019年10月31日 23時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
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