１１０ 夢主sideー実家編ー ページ14
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�爐いげ淡叉△辰討海き�
無視していたメッセージもそろそろ限界を迎えてきて
きっとこれ以上粘れないと思ったから
催促の続く兄のいない時間を敢えて狙い
高校生にしては珍しく久々に実家に帰省した
『ただいま』
記憶と香りというのはリンクしていて
居心地の良さを感じさせるカモミールの香りだって
どうしてもあの頃に引っ張られてしまって
早くもUターンを行いたい気分
そんなこと、出来るわけないけどね
母｢お帰りなさい｣
久しぶりの実家
相変わらず何も変わってない･･･。
奥から顔を出した母に笑いかける
住んでいるのは同じ都内
もっと帰ってきなさい。とか
入った途端言われたっておかしくないだろうに
この人は基本それを口にはしない
一線引いたよそよそしい家庭。それが私達
母｢外、暑かったでしょ。紅茶出すわね｣
カモミールに隠れて漂っていた香りの正体は紅茶だったのか
どうりで気分があんまり良くないわけだ
先に歩いてリビングに向かう後ろ姿をみて思う
母｢チョコレートケーキとモンブランどっちがいい？｣
『･･････どっちでも』
母｢最近駅前にできたお店なんだけどすごく美味しくてね
ついつい食べすぎて太っちゃったわ｣
『見た目はそんなに変わってない気がするよ』
母｢あらそう？Aに言われたら安心出来るわね｣
綺麗な人だと思う。本当に
顔も整っているし
スタイルだってスラッとしてるし
仕草も言葉遣いだって
女としての魅力を兼ね揃えてるって
身内ながらも素直に思える女性だ
母｢お仕事の方はどう？｣
『色々な人がいて面白いよ』
母｢大変なこととか辛いこととかない？｣
『あんまり。楽しいから』
母｢お兄ちゃんとは？会ってる？｣
『それなりにね』
母｢仲良くやれてる？｣
『ぼちぼちと』
『｢･･････｣』
着いて早々の無言
想像以上に自分自身が無能で落胆してしまう
会話ってどうするんだろう
っていうか私ってこんなに喋れなかったっけ
これが演技だったら初めからセリフが決まってて
シナリオ通りに進めるだけだから楽なのに
いかに自分がトークに向いてなくて
番組でも周りに助けられてるかが身に染みてくる
あぁ、いやだ。早く帰りたい。
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Lin(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！ 中々ストーリーが進まず申し訳ありませんが、そう言って貰えると励みになります！今後もよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年12月14日 4時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 更新嬉しいです^ ^ (2019年12月12日 11時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - えだまめさん» コメント応援ともにありがとうございます！！！ この作品をそんなにも推していただけて本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年11月1日 14時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ(プロフ) - 移行お疲れ様です！更新されて読むたびに高評価押してしまいます（笑） それぐらい大好きな作品です！これからも応援しています！ (2019年10月31日 23時) (レス) id: 83643b9572 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - るぷす?＆しゃーろっく?さん» コメントありがとうございます！！！ ご期待に添えるよう頑張ります(^^) (2019年10月31日 23時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
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