笑っていて欲しくて。ーRyota.kー

３９ 白濱side ページ41

→









『ねぇ、剛君』


岩田｢やだ｣


『まだ何も言ってないよ』


岩田｢お兄ちゃんはこれ以上協力しません。｣


『けち』









ちょっと今の言葉聞きましたか？皆さん


なんでこの子はこんなにも可愛いの

声だけでキュンキュンしちゃうんですけど




そんなこんなで荒ぶる俺の心中


かなりの冷静さを欠かしていたお陰で忘れていたんだ









白濱｢あ｣









自分が隠れている身であることに。









白濱(やべぇ！今絶対岩さんと目あった！)









持ち前の瞬発力でなんとか戻ったけど









白濱(バレてるよなぁ)









チラリと元の位置に戻れば感じる視線


こっち見てるもん。また目あったもん









岩田｢取り敢えずジェネの楽屋行きな｣


『迷惑じゃないかな』


岩田｢むしろ喜ぶだろ。特に亜嵐とか｣


白濱｢･･･！！｣









ごめんなさい。ほんの出来心だったんです


ちょっと確認するだけのつもりだったのに

Aちゃんが可愛くて思わず･･･。









岩田｢涼太とならすぐ仲良くなれるって。Aなら平気

ほら、行ってこいよ」


白濱｢うぉ｣









Aちゃんの背中を押した岩さんに気づいて

秒で自販機の前まで戻る俺









白濱｢あ、あれAちゃんじゃん｣


『亜嵐くん！』


白濱｢ぐぅぜんだね〜！｣









あくまでも平然を装う俺も大分ガチガチだけど


ﾁﾗﾁﾗと後ろを振り向くAちゃんは岩さんが出てくるかもしれないことを気にしてるのか

俺の演技については気づいてない模様









『いっぱいジュース買ったね』


白濱｢メンバーにパシられ中｣


『亜嵐リーダーお疲れ様ですっ』









敬礼とかなに？やばくない？


ほんと可愛いし尊いし。しんど









白濱｢ね！もし時間あるなら楽屋おいでよ！｣


『いいの？』


白濱｢むしろ来て欲しい｣


『亜嵐君は口説き上手だね。じゃあ遠慮なく』

４０ 白濱side→←３８ 白濱sideー茶番劇編ー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す