現実？ ページ9
起き上がると、目の前には泣いているチョロ松がいた。
「あぁ……カラ、松……」
現実に戻れたんだ。
そう、きっと。
きっとだ。
「な、んで、ずっと、一緒、かと、思ってたのに……」
「え？」
「なんで先に逝っちゃうんだよ！」
泣いているチョロ松に気を取られ、俺の今の状況に気付かなかった。
確かに俺は俺だけど、そこに寝ている俺もいる。
モニターは何も表示されず、それが�犧粘��瓩世箸いΔ海函�
「チョロ松！チョロ松！俺はここにいるぞ！」
チョロ松はずっと泣き喚いている。
俺の声が聞こえないのか？
なら、文章にしようじゃないか。
……近くにある、ボールペンが掴めない。
それどころか、俺は透けて触れない。
俺はなんでこんな状況なんだ？
「チョロ松兄さん。僕たちだけで、準備進めているからね」
トド松は、病室のドアからそっと顔を出して、そう言った。
しばらくの間、チョロ松はずっと泣き続けていた。
思う存分泣いた後、俺の眠っている手をそっと握る。
「好きだよ」
俺の何かが浄化されていく。
まだ、もう少しだけ。
もう少しだけ、ここにいさせてくれないなんて、
神様も残酷だ。
だけど、その言葉を聞かせてくれるんだから、
神様も良い奴なのかもしれない。
でも。
そこにいるんだよ。
見たくもない悪魔が。
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緑茶(プロフ) - 読みやすいなんて行っていただけて嬉しいです！三男受けはやっぱ良いですよねー (2016年4月17日 21時) (
レス) id: 57e709f830 (このIDを非表示/違反報告)
片桐(プロフ) - おそチョロ、カラチョロ、長兄チョロは最高ですねー。作者さんの書かれる小説は私的にすごく読みやすいですし、とても面白いです。終わって欲しくない気持ちと完結を応援したい気持ちが半々です……っ！！(占いツクールには三男受けが結構多くて嬉しいぜ) (2016年4月17日 21時) (レス) id: 11472e711f (このIDを非表示/違反報告)
緑茶(プロフ) - 長兄チョロいいですよね！更新頑張ります！ (2016年4月14日 21時) (レス) id: 57e709f830 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 長兄チョロとかほんと…好き過ぎて…更新がんばです!!!!! (2016年4月14日 21時) (レス) id: 70777f6b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑茶 | 作成日時：2016年4月11日 21時
