行き宛てなしの人生【長兄チョロ】

覚めない夢に ページ7

なんていうことだ！？

Thing I say!?

ここは一体何なんだ！？

Here 'm what on earth!?

これはおまじないなんじゃないのか！？

This is not it not a charm!?


俺は確かにおまじないをした。

明晰夢を見れるおまじない。

一夜で良いから、自分の好きにしたかった。


ただ、夢から覚める方法がわからない。


夢の中のチョロ松から逃げるように、走った。

少し俺は落ち着いた方がいい。




まず、整理しよう。



最初。最初は、確かに今の俺だった。

成人を過ぎた俺だった。

それから、なんで中学時代に戻ったんだ？

無意識か何かか。


何かの拍子に、俺は大人に戻った。

そう、今さっきの事だ。


数行しか書いてないが、本当にこれだけか。

もしかしたら、色々ありすぎて、俺の心も追い付いていないのかもしれない。




そっと溜め息を吐いた。


今さら元の世界に戻ったとしても、チョロ松と付き合えるわけがない。

そもそも、おそ松の目がある時点で、もう察しがつく。



「カラ松！カラ松！」

「ちょ、チョロ松……」


目に見えないが、それはチョロ松だった。


「なんでどっか行っちゃうんだよ……。

　嫌なことがあるんなら、俺も手伝うよ。

　……だから、戻って来てよ。ねぇ、ねぇ」


声は泣いている。

さっきのチョロ松じゃないのか？

それなら一体誰なんだ？


「俺がお前の代わりなんて嫌だわ……！

　クズのお前の……代わり、なんか、勤まるわけねぇよ……！」

※本編と無関係#01→←認めてしまえば

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す