悩み事 ページ2
「ただいまー」
おそ松だ。
チョロ松が立とうとするので、思わず止めてしまう。
「ん？」
「あ、いや……」
この家では、おそ松が帰るとチョロ松が迎えるという習慣がある。
いつからかは忘れてしまったし、多分、本人は無自覚だと思う。
だからなおさら、止めたくなる。
「チョロ松、ここがわからないんじゃなかったか？」
「ああ、そうそう。文法とか本当に意味不明でさ」
上手く話を逸らせたようだ。
おそ松は居間には来ないで、
そのまま黙って二階に上がっていったのが聞こえた。
大抵、勉強するときは、居間の方が集中できる。
汚い部屋か綺麗な部屋。どっちでしたいかという問題だ。
「カラ松だったらさ、辛いことがあったらどうする？」
「悩み事があるのか？聞くぞ」
「いい、かな？」
チョロ松は、上を向いて話し始めた。
それは、溜まり続けていたストレスで、
楽しそうに話していた学校のことだった。
第一希望の学級委員になれたけど、僕には向いていないって言われるし、
先生に褒められたけど、褒めるたび、雑用を任される。
「チョロ松は焦っていないか？」
「え？」
「本当はやりたくないんじゃないのか」
「……やらないといけないことだから」
「そうなのか。じゃあ、一日だけ俺ら代わってみないか」
少しの沈黙のあと、チョロ松は頷いた。
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緑茶(プロフ) - 読みやすいなんて行っていただけて嬉しいです！三男受けはやっぱ良いですよねー (2016年4月17日 21時) (
レス) id: 57e709f830 (このIDを非表示/違反報告)
片桐(プロフ) - おそチョロ、カラチョロ、長兄チョロは最高ですねー。作者さんの書かれる小説は私的にすごく読みやすいですし、とても面白いです。終わって欲しくない気持ちと完結を応援したい気持ちが半々です……っ！！(占いツクールには三男受けが結構多くて嬉しいぜ) (2016年4月17日 21時) (レス) id: 11472e711f (このIDを非表示/違反報告)
緑茶(プロフ) - 長兄チョロいいですよね！更新頑張ります！ (2016年4月14日 21時) (レス) id: 57e709f830 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 長兄チョロとかほんと…好き過ぎて…更新がんばです!!!!! (2016年4月14日 21時) (レス) id: 70777f6b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑茶 | 作成日時：2016年4月11日 21時
