81話 ページ32
進展と発展を間違える作者のバカ丸出し
.
A「えっと…」
Aが話そうとした瞬間
廊下からパタパタと走ってくる足音が。
廊下側に背中を向けていたAは気が付かないが藍里はそれに気がつきゲッと嫌そうな表情をうかべる。
「Aちゃん」
後ろを見なくたってもう声だけでわかってしまう
その声を聞いただけでぶわっと体温が上がっていく。
A「な…るみやくん」
鳴「何食べてんの？」
A「サンドイッチ」
鳴「えー！いいなぁ美味そう！！」
廊下からこれまた元気に嬉しそうに話しかけてくる鳴と
距離をおこうとするのに机があってなかなかそれが叶わないA。
カルロ「おいおい、人の飯食うなよ？」
鳴「んなこといちいち言われなくたってわかってるよ！！」
そして鳴の後ろからカルロスと白河が。
藍里「成宮、あと1ミリでもAに近づけばお前のスパイクに画鋲を敷き詰めるからな」
鳴「そういうことしたらAちゃんに嫌われるよお前…ねー？Aちゃん」
A「まさか、藍里は本当は優しいからそんな事しないよ」
何事もないかのように会話を交わしているが
ちょっと気になることが1つ。
白河「成宮、お前いつから下の名前で呼んでんの」
下の名前でさらっと呼んでいることだ。
誰も突っ込まなかったが白河が突っ込んでくれた。
白河「……何、その顔すごい腹立つ」
カルロ「すっげぇニヤニヤしてる」
鳴「んふふ、分かった？分かっちゃうよなー！！」
白河が指摘を入れるなり物凄い勢いで振り向きニヤニヤする鳴の顔は…本当…うん。
常にその顔でいられたら腹立つレベルにはニヤニヤしてる。
鳴「ちょっと色々あってAちゃんって呼ぶことにした！」
藍里「い、色々って！！色々ってなにA！！！！」
A「あばばばばそんな揺さぶってもなにも出てこないよ藍里」
色々とは本当に色々あった。
自分から鳴を向かわせといてアレだが藍里はすぐにAの肩を掴んではぐわんぐわんぐわんぐわん揺さぶってくる
サンドイッチが口からまろび出そう。
藍里「お前…許さない成宮…末代まで呪うからな」
鳴「なんで俺が呪い殺されなきゃなんねぇんだよ！大体お前が行けって行ったくせに！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちあき | 作成日時：2020年4月21日 19時
