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68話 ページ19

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「成宮…めっちゃくちゃ機嫌いいじゃん」

鳴「えー?そう?そう見える?わかっちゃう?」

「殴っていい?」

「ダメだろ」






ボール片手に超にこにこと機嫌のいい鳴。

そんな理由聞かずとも分かっちゃうが

聞いて聞いて!と顔がそう言っているので一応聞く。






「なんか…あったのか?」

鳴「聞きたい?気になる?」

「ま、まぁな…」





大方予想はつく。

どうせ気になる相手と話せて上機嫌でにこにこしてるんだろうなと。

それ以外で何があるというのか。









鳴「んふふ、教えるわけないじゃーんナイショだよナイショ」

鳴「羨ましくって恨まれたら大変だもんね!」









あー、そうですか。

みんな揃って心の中で呆れた。

でしょうね

鳴のこんな様子は今に始まったことじゃないので誰もつっこんだりなどしない。









鳴「まぁその話は置いといて、ちょっと頑張っちゃおっかなって」








さっきまでにこにこヘラヘラしてた鳴の顔つきが変わった。

体力測定とかだいたいそんなに本気にならないのだがさっき鳴はAに言ってしまった

ちゃんと見ておけと。








「まさか…本気でやるのかよ」

鳴「いつでも本気だよ?俺は」







使うボールのサイズも何も違うけれど

投げることには変わりない。

いつだって自信があるのは野球で、ひろーく言えば投げること。








鳴「野球じゃないのはちょっとアレだけど、かっこいいとこ見せられるならいいよなんでも」







ここで少しでもいい所を見せて

そしてサラッと成宮さんすごーい!と褒めちぎられるのが鳴の理想。

ちゃんとAが見てるのかどうかそこが重要だけれど。








A「成宮さん、俺だけ見ててって言ったけどなんでだろう?」

藍里「嘘でしょあんた」

A「え?」

藍里「とりあえず、投げるとこ見とけってことじゃないのアイツ野球部の投手だし自信あんでしょ?」

A「あ…なるほど」








危ない危ない。

鳴の意図がAに伝わらないところだった。

いつもボール投げなんてある程度の記録出しとけばOKだったけど、今回はそうはいかない。








A「私、成宮さんの投げるとこ初めて見るかも」

藍里「いっつも夏バテしてっから…よくそれで中学まで部活やってたよ」


A「あはは」

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設定タグ:ダイヤのA , 成宮鳴   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年4月21日 19時

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