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141話 ページ43









チラッと後ろの席の2人を見るのはもう何回目か

親友の方に目を向ければ完璧に恋する女の子の顔をしていて驚く

こんな顔をしているのにまだ自分の気持ちを自覚しないとは呆れる









藍里「(ガツンと言いたいところだけどこればっかりはなぁ)」

藍里「(本人たちがお互いに言わないとどうしようもない)」









親友から次は親友が密かに思いを寄せてる相手へと目を向ける

別に見たくないのだがあとで弱みに出来るかもしれないと考え一応見ておく

まぁ案の定顔を真っ赤にしてそっぽ向いている

これはいい顔をしている。









藍里「(Aはかわいいし、正直今のままでも問題はない)」

藍里「(問題は成宮だろ、まじで都のプリンスの名前が泣いてるってば)」









学校の中や他校の女子、世の中のおば様たちを虜にしちゃう都のプリンスという名は

Aを目の前にすればどこかへ飛んでいき

女の子をリードするようなキラキラしていて絵に描いたようなプリンスはどこにもいない。









鳴「………………」

藍里「(いやいつまでそうやって黙ってんだよ!!話しかけだろ!話せや!!)」









さっきまで何かを言いかけていたのを藍里は知っている、だからこんなにイライラする

言いたいことあるならさっさと言え!と。

それだけではなくAがちょっと話の続きを待っているように見えたからキレている

藍里はかわいい親友を困らせる野郎はぶん殴る精神の立派なセコムなのだ。









藍里「(黙ってんじゃねぇぞコラ…いつもの口達者はどこいった??)」

鳴「冨田うるさい」

藍里「(なぁーにがうるさいだ!だいたい私喋ってないし!ボソッて言うな)」









言うか、言わないか、迷っているのか

あっちを見たりそっちを見たり落ち着かない様子の鳴

もうはっきり言えやと雰囲気に出てしまっている藍里にうるさいというので精一杯らしい。









藍里「ダメだこいつ…私の嫌いなタイプだ」

鳴「別にお前のタイプの男になんてなりたくないし」

藍里「うるせぇな…言いたいことあるんだろ?さっさと言えや見ろよAの顔」









2人揃って大好きなAに目を向けると

たしかにやっぱり藍里の言う通り

話の続きを待っている









鳴「無理でしょあんなの見たらさぁ」

藍里「言い訳すんなヘタレ」

鳴「は?」

藍里「事実だろ」

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設定タグ:ダイヤのA , 成宮鳴   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年6月16日 1時

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