60.玲王視点 ページ13
玲王視点
俺のモットーはタイム・イズ・マネーだ。
目的以外に誰かに執着したりはしない。
凪といるのも、二人で世界一になるためだ。
だから誰かに執着したりはしない…
と思っていた
俺はいつからか、ある女子生徒を調べていた
あの、クラス表が見えずにため息を吐いていた女子生徒だ。
きっかけは、凪だ。
あの天下の面倒くさがりの凪が
積極的に話しているという女子生徒が彼女、城望Aだった。
それを聞いた時は正直
明日槍の雨でも降るのではないかと思った。
凪も変人だが、話を聞く限り城望もかなりの変人だった。
この学校にいるのに「御影玲王」を知らなかった
授業中に抹茶オレを飲もうとする謎の胆力
これはまぁ、凪の言葉が足りなかったのもあるが
どろみず(コーヒー)を飲んでいたり。
＿今思えばそこからか。俺が少し彼女に興味を持ったのは。
最初は興味というか、ただ普通に心配とありえねぇって気持ちだった
勘違いとは言えど、どろみずを飲むほど金に困っていたのか……と
少し考えればわかる事だったが、俺はそう思ってしまった。
それが気になって聞きに行こうとしたら、理不尽にキレられるし。
他の生徒に愛想笑いを浮かべるより面倒臭いと感じた。
後から凪から聞いたが、俺が教室に戻った後
彼女は自分の机でやっちまった、と言わんばかりに机に伏せていたらしい。
自分で言っておいて項垂れるスピード早すぎだろ、と思った。
謝りに来た時も帰りに送ろうとすれば、門とは反対方向にいくしな
＿こいつ、目離したらマジすぐ迷子になんじゃね？
俺はなかなか校門に辿り着けない方向音痴な彼女の横顔を見ながらそう思っていた
その口論の件の後から俺は彼女に遠慮がなくなっていった
それは無意識だったが後から、自分でもわかるくらいに
他の奴らにやってる愛想笑いを無意識に彼女にしてなかっただけだ
自分でも無意識に
気を許してきているのだろう
その日の帰りにばぁやが彼女に俺の「夢」の話をしたらしい
どうせあいつのことだ。興味無いだろ、と思っていた
だが予想とは全く違う言葉が返ってきた
長年付き人をしているばぁやからの言葉でも信じられなかった
「すごいな」と彼女が言ったらしい
本当に言ったのか？そう思っていた
信じられなかったんだ
あいつがそういうとは思わなかったからな
そのもやもやは体育祭まで持っていくことになる
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すず。(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます〜！🙏 (11月21日 17時) (
レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» ありがとうおざいます！🙏 (11月21日 17時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです！続きを待ってます♡ (11月11日 16時) (レス) @page31 id: 289a124293 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月5日 8時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず。 | 作成日時：2023年4月22日 2時
