検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:68,187 hit

22.謝罪 ページ23

私は御影の元へ駆け寄る。
凪はというと、疲れたーと言い地べたと張り付いていた。

「…んだよ」

やはり不機嫌だ。当たり前だ。朝のあれは完全に私が悪い。
ならば取るべき行動は一つだ。

「朝の言葉…ごめん」

私は御影に頭を下げ、そういう。
御影の表情は見えないが、驚いたのだろうか。
顔を上げた時には軽く目を見開いていた。

_なぜ驚いているんだろうか。

「…いや俺もごめんな。言いすぎた」

口論なんてもうしたくないな。
謝ったあとの気の利いた言葉なんて、私には思い浮かばない。

「城望さん、朝からレオのこと探してたもんね〜…」

その気まずい沈黙を破ったのは意外にも地べたに座り込んでいる凪だった。
にしてもその話題か。

「まじか。確かに今日休み時間あんま空いてなかったな」
御影は思い出すように顎を手に当てていた。

_ええ、よく知っていますとも。

「休憩、入らなくていいの。私のせいで削れてない?」

自分でも驚くほど今日はおしゃべりな方だなと思う。

「あー、そろそろ部室戻るか。ほら凪、おんぶしてやるから」
御影はそういい、地べたに座っている凪をおぶる。

「悪い、部室のドア開けてくんね?」
御影はそういい、私は頷く。

部室の前まで歩いて引き戸のドアをガラッと開ける。
「さんきゅー」
御影は私にそういい、中に入っていく。

すると中から部員たちの叫び声というか泣き声というか、それが聞こえてきた。

23.勘違い→←21.少しだけ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎 , 御影玲王   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (8月29日 20時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - ピッピさん» きゃ〜!ありがとうございます〜!頑張ります!! (5月20日 10時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - やばい...この作品メチャクチャ好きだ..._:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください! (5月19日 22時) (レス) @page10 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» ほわ〜!ありがたきお言葉!!励みになります! (2023年4月13日 7時) (レス) @page24 id: 7bdbac9abd (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - この小説好きです!!いつかチムホワも出て欲しいです!!応援しています (2023年4月12日 7時) (レス) id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すず。 | 作成日時:2023年4月6日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。