無関心な女子生徒は御曹司に絡まれる【ブルーロック】 (ページ19)

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18.やってしまったページ19

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やってしまった…。

いくらむしゃくしゃしてたからと言って、人に当たって良い理由にはならない。
身長なんて自分ではどうにもならないことは誰だってわかることだろう。

「最悪…」

私は机に伏せながらぼそっとそういう。
家のことやら、部活のことやらで……これは言い訳か。
なんにせよ、御影に八つ当たりしてしまったのは事実だ。

＿謝んないと。

私はそう心の中で思っていると
隣の凪がこちらをじっと見ているのに気づいた。

「うわ、めんどくさ…。さっさと謝れば〜？」

凪は私の顔を見るや否や、そういう。
そこまで酷い顔をしていただろうか。…まぁ柄にもなく焦ってはいるが。

凪はそれを言った後すぐに自身の腕を枕にして寝る体制に入った。

「うん」

私はきているかもわからない凪にそういう。

私は一限が終わると同時にAクラスに向かった。が、

＿忘れてた。

人気者の御影の休み時間は周りに人が集まっていてとても近づける状態じゃない。
というか、私が行ったら潰れる。

私はこれは無理だと判断し、大人しく教室に帰った。
ダメ元で次の休み時間にもチラッと見たが、移動教室だった。

授業の合間の休み時間は諦め、昼休みを狙うことにした。…ダメ元で。
やはり教室にはおらず、私はおとなしく自分の教室に戻る。

人気者は多忙なんだな。早く謝りたいのだが…。

私は弁当を取り出し、食べ始める。
いつも食べている二人には、遅くなるから二人で食べていいと言っておいた。

はぁ、いつなら空いてるんだか。
私はため息を吐きながら、そう考えていた。
まぁ、考えても答えなんて出ないのだろう。

「レオなら放課後、サッカーしてるよ」

私を見かねたのか、凪が気だるそうにそう言う。
そうか、サッカー…
なぜ思い浮かばなかったのだろう。

「ありがと」
私は凪にお礼を言う。助かったことは事実だ。
凪はそのまま朝の時のように眠りにつく体制に入った。

私は授業が終わると荷物も持たずに教室から出ていった。