かくれんぼ。2 ページ2
「守沢くん、久しぶりだね」
千秋「え、あっ…うん…でも、どうしてここに…?
ここは男子しか入れないはずじゃ…」
___私の好きな人、守沢くん。
卒業して以来、一度も連絡をとってなかった。
アイドルの卵とは言えど、少しぐらい変わってると思ってたのに、
全然変わらない…なんだか、嬉しい…。
まさか、再会した場所が夜のプールで
…まぁきっと、奏汰さまと守沢くんのことだから、
奏汰さまが水を求めて、
守沢くんもまた律儀にそのお願いごとを叶えた、
ってところかな…?
「えっと、奏汰さまを探してたから…、
…あ、ちゃんと先生に許可取ってるから不法侵入じゃないよ」
千秋「深海くんと友達なのか…?でもさまって…」
「奏汰さまは『神様』だからね。
…さ、奏汰さま、帰りますよ。みんな探してるんですから」
奏汰「もっと『みずあび』したかったです…」
プールの底はヘドロだらけで汚い。
奏汰さまがいるには相応しくない場所。
水が好きだとは言えど、さすがにこんなところには、ね…。
「じゃあばいはい、守沢くん」
千秋「え、あっ…またな!」
…本当はもうちょっと話していたかったけど、
今は奏汰さまを連れ戻すのが優先。
守沢くんとの話も早々に切り上げ
奏汰さまの手を引いて、夢ノ咲学院を後にした。
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作者名:琉緋 | 作成日時:2020年4月28日 20時