【あんスタ】如月さんとアイドルとプロデューサー

2.如月さんとお昼ご飯 ページ2

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『………』


無言で食券売り場へと向かい、いつもの定食を頼む

メニューを乗せたトレーを机に置いてから、適当に開いてる席に腰掛けた



……あっ、おいしい………



そんなことを考えながら、お皿に乗ったサラダとおかずを頬張る


『………！

あんずちゃん……！』


他の席に目を向けると、他の男子生徒と談笑しているあんずちゃんを見つけた


……男子生徒、か………

正直苦手だが、この学校に来た以上関わるしかないのだ


…というか、いまだにこの学校に派遣された理由がわからない


芸能界についての知識も一般的な知識ぐらいは知ってるだけで他は乏しい

まあ、実際、あんずちゃんもそうだけど……


あんずちゃんは私の昔からの幼馴染だ

彼女は人一倍頑張り屋さんで、性格もよく、多くの人に好かれやすい

おまけにあの容姿……人が寄り付かないほうがおかしいだろう


幼馴染…そういう立場でなければ、私は彼女と親しい関係にはなれなかったと思う





……彼女のおかげで私は＿＿＿




………だめだ、今、昔のことを思い出したら…あんずちゃんにも失礼だ…

それに今はお昼ごはんを食べているんだし……

昼食を食べている途中にぼーっとしていたら少し不自然だ



そう考えて、私はお昼ごはんを食べ始めた










……そのつもり、だったのだが……………




「…ちょっと、あんた、聞いてる？


……大丈夫なのぉ……？」




なんと、人に話しかけられていたようだ

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