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「 ふふ、すっかり仲良くなったみたいね 」
「 はは。仲睦まじいなぁ 」
夜神家に預けられて、1週間ほど経った頃。
俺とAは、もうすっかり仲良くなっていた。
生まれた時からずっと一緒に育った、本物の姉弟のように。
「 弟が出来たみたいで楽しいの！ 」
「 いや、俺が兄ちゃんだろ 」
「 どうして？私の方が年上なのに！ 」
「 ちょいちょいドジるだろーが 」
「 うぐ……で、でも私は料理だって出来るもの！ 」
「 俺だってもう一通りのことは出来るからな！ 」
そんな、子どもの他愛のない口喧嘩。
それを夜神夫妻は、微笑ましげに見つめていた。
夜神夫妻……アイツのご両親。
おふたりとも財閥のトップとして決して暇ではなかったはずなのに、
朝食と夕食は必ず俺達と一緒に食べてくれていた。
こんな優しい環境で育てられたからこそ、
この少女はこんなにも美しく、可憐に育ったのだろう、と。
庭園の花で冠を作っているAを見ると、
そんな風に思えてくる。
「 ここをこうして……よしっ、出来た！
今日一日お仕事を頑張った、お父様とお母様へのご褒美！ 」
「 あらあら、私たちにこの冠をくれるの？ 」
「 大切にしないとなぁ 」
ご両親の頭に花冠を乗せて、Aは満足気に微笑んだ。
庭に咲くどんな花にも負けないくらい、愛らしい顔で。
それから……
「 はいっ！これは玲王の分！ 」
「 ……え、俺？ 」
「 私のやりたいことに付き合ってくれたでしょう？
だからこの冠は、そのお礼！ 」
ふわり、と柔らかい空気が鼻をかすめる。
花の香りか、
それとも彼女の香りか。
頭には紫色の小さな花で作られていた冠が乗せられていて。
目の前には、アイツの。
とびきり眩しいAの笑顔。
「 ふふ、似合ってる 」
その、微笑みを向けられて。
本能的に感じた。
��欲しい��と。
「 ……俺、大きくなったらお前と結婚する 」
「 えっ？ 」
「 あらあらまあまあ 」
「 これはこれは。はっはは！大胆なプロポーズだなぁ 」
だから待ってろよ！と俺は胸を張った。
ご両親の前での公開告白なんてよく出来たもんだな……と、
今となっては感心してしまうが。
「 ……ふふ。それじゃあ、楽しみにしてる！ 」
-
( ……あんなに可愛かったのになぁ )
( 独り言が独り言になってないよ、玲王 )
( うぉっ！？聞いてたのかよ凪…… )
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もこ(プロフ) - 私愛され＆逆ハー大好物なので嬉しいです！ブルーロックのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (7月15日 12時) (
レス) @page13 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やば､､､!めちゃ好きです！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年2月18日 13時) (レス) @page13 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 今日めっちゃ寒かった… (2023年1月25日 20時) (レス) @page13 id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 😎👍 (2023年1月18日 9時) (レス) @page11 id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - 清々しい………！面白いです！ (2023年1月13日 22時) (レス) @page5 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずりは | 作成日時：2023年1月13日 18時
