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Noside
帰って来なかった少女。
クィレルは、ホグワーツ魔法魔術学校校長であるダンブルドアに一通の手紙を渡した。
ダ「クィレル…知っておったな」
ダンブルドアはいつもの穏やかさなどなく、冷たい表情で手紙を開く。
ク「香が、ムーディから目を離すなと…」
ダ「何？」
ダンブルドアは血相を変えて、ハリーを連れて行ったムーディの元へと去って行った。
それを予知していたのかのように、手紙には真実薬が入っておりダンブルドアはその薬を見てセブルスに渡した。
大会の後の騒ぎを抑えてダンブルドアや、香に関わった者たちがダンブルドアの部屋に集まった。
ハ「僕を逃して、香はそのまま…」
ダ「ハリー、君のせいじゃない。香は分かっておったのじゃ」
ダンブルドアの声は、僅かに許せなさを含む怒りが見えた。
ダンブルドアがゆっくりと、手紙を開く。
皆、その動作から目をそらさなかった。
いや、そらすことが出来なかった。
『この手紙が開かれたと言う事は私は死んだか拉致された事だと思います』
ゆっくりと彼女の声で始まった。
その声は、数時間前に聞いたハリーには酷のようだった。
ハリーの瞳には涙が浮かんでいる。
声は優しく、寧ろ楽しそうで、まるで彼女が微笑んでいるのが分かるようである。
『ダンブルドア先生、私は初めて家族を得ました。
本当に私には勿体なくて、大切な存在です。
私はダンブルドア先生の孫だと言う事が誇らしく思っています。
だけど、今回の事を黙っていてごめんなさい、とは言えません。
私はダンブルドア先生たちを守りたいし何をしてもダンブルドア先生の意思を受け継ぎたいんです。
怒るかも知れないけど、私はハリーを守れるなら喜んでこの命を差し上げれます』
ダンブルドアは、首を振る。
その瞳には、少しだけ涙が滲んでいたように思える。
少女の気持ちに、かける言葉を失ってしまった。
少女の命懸けの事だから…。
『ハリー、怖かったでしょう？
私の事は気にしないでと言っても気にすると思うのでクィレルには私特製のお守りを渡して置きました。
ハーマイオニーとロンにもあるよ。
だからどうか三人で力を合わせて乗り越えて来て下さい。三人は私の初めてのお友達です。
私ね、友達って何なのか分からないけれど三人といるの楽しかった。
生きてたら私はまた会いたいな。助けに来てくれる？』
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彼岸花(プロフ) - セナさん» ありがとうございます。続き更新していきますね！ (2022年3月3日 12時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セナ - 本当にこの物語面白いくて大好きです！彼岸花さんの無理のないよう、続きを待ってます！！( ´∀｀) (2022年2月20日 16時) (レス) @page36 id: 267bff52f8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - セブラブさん» ありがとうございます。もう少ししたら更新する予定です(^^)/ (2021年4月29日 23時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - この物語大好きです！続き待ってます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - すごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2021年4月16日 2時) (レス) id: 1bbac6ee91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年2月22日 23時
