彼女の裏の顔 【山田三郎】 ページ20
ふと思いついた話を...。
ーーーーーーーーーーーー
あの日、あの時。
『あ、あんたはッ...!』
制服が血の染まった彼女を見て。
『あ゛?..お前...!』
ただただ、綺麗だと思ってしまった。
「〜〜によってここの言葉は掛詞であることがわかり...。」
眠たくなるような教師の声。開けた窓から風が軽く流れるように吹き、貴方の髪を揺らす。
真面目な顔立ちでシャープペンシルを持ち、黒板を見る彼女。
あんな表情をする彼女が、あの日路地裏で見た勇ましい顔立ちをしていたのが、今でも信じられない。
この学校の生徒会長で成績学年トップ。そんな彼女がヤンキーだったなんて、誰が想像しただろうか。
「三郎君、ちょっといいかな。」
休み時間、そんな彼女が僕に話しかけるなんて、僕が想像しただろうか。
「...何?なんか用な訳?」
「フフフ、ちょっとね、三郎君に渡したい物があるの。」
胡散臭いくらいに良い笑顔を見せてくる。
そして後ろ手に隠し持っていたらしきミニブーケを僕の机に置く。
まだ咲いていない小さな蕾が3つと、綺麗な赤の薔薇が1本。
「これ...!」
「ふふっ、もしよければだけど、来週の月曜日、屋上に来てもらうと嬉しいな。」
どうやら彼女への拒否権というのは僕にはないらしい。
来週月曜、何をされることやら。
【薔薇のつぼみ3本と開花した薔薇1本 】...「あのことは永遠に秘密」
大好きでした 【山田一郎】【山田二郎】→←明日も 【伊奘冉一二三】
169人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜月花(プロフ) - 蒼桜さん» コメントありがとうございます!本当ですね、ありがとうございます。直させていただきます! (2019年6月2日 14時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
蒼桜 - いつも楽しく拝見させてもらってます。独歩の話の中で【チグリジア】が【チグジリア】になってます。 (2019年5月5日 15時) (レス) id: d562e64b61 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - 0077さん» リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2019年3月9日 21時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
0077 - 初リク失礼します!!一二三さんのお話で女性恐怖症が克服できてなくて…みたいな感じのお話がほしいです!! (2019年3月9日 17時) (レス) id: 7491c8000a (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - 半分ニートガールさん» そうだったんですか!ちょうど推しをかけて良かったです!また何かありましたらぜひ、よろしくお願いします! (2019年1月22日 18時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月19日 20時