十二色の薔薇を君に 【ヒプノシスマイク】

愛シテル 【飴村乱数】 ページ15

同じくアヤ様からのリクエストです！
ヤンデレ表現を含みます。


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ガチャリ。
小さな音を立ててドアが開く。
部屋の中に入ると、それはもう気持ちいいくらいの絶景が見える。

「...らむ...だっ...！」

綺麗な手足を鎖で縛られ、首元にはまるでペットみたいに首輪をつけられた彼女。

そして彼女の周りには、これでもかと言うほどに黒い、


薔薇



薔薇




薔薇。

「あ、A起きたんだッ！おはよっ！


ねえねえ、これどうかなどうかな？昨日お花屋さんに発注して、今日届いたんだ！」
「そんなッ、ことより...」

もはや乾ききって出なくなった涙と、睨んでいるのに威圧を全く感じせない彼女に、思わずぞくりとしてしまう。
あぁ...弱っていても可愛らしい...。

「そんなことより、何かな？これ、気に入らなかった？」
「これッ！外して！」
「...なんで？」

声がワントーン下がる。

外してって...彼女はなぜ僕に抵抗しようとする？

こんなに愛しているのに。

こんなに可愛がっているのに。


こんなに愛情を注いでいるのに。


なんで？なんでなんでなんでなんで？


「Aは...僕のことが嫌いなの？」
「えっ...いや...嫌いじゃないよ、でも...」
「でも、何？」

軽く睨みながら言う。

彼女の喉がヒュッと閉まる音が聞こえる。
アハハッ、怯えちゃって。かわーい。



「僕はAをこんなにも愛してるよ？

Aは...？」

「...ッ...！私も、愛してる...。」
「だよね、よかった。」


そう言って口付けをする僕と彼女を包み込むように、



101本の黒薔薇たちが見守っていた。








こうして、互いが互いに堕ちていくーーー。









【黒色の薔薇】...「決して滅びることのない愛、永遠の愛」
【101本の薔薇】...「これ以上ないほど愛しています」

愛という名の　【神宮寺寂雷】→←私のモノ 【勘解由小路無花果】

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