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開始終了の合図が耳につけた無線から伝わる。
それと同時に、手の中から大量の手榴弾を投げ捨てた。
「さ、行きますかぁ」
時間制限により合格できなかったのは、2チーム。
まずは待機していた場所に近かった、切島くんと砂糖くんの所だ。
相手、つまり敵はセメントス先生。
セメントを自由自在に操れる個性…。
今は個性によって小さなドームに二人とも閉じ込められている状態だ。
なので、まずその状況を打開すべくヘリから手榴弾を投下。
爆発したのを見てから、銃を構えて私自身も飛び降りる。
「…流石先生、見事に防がれちゃってるな」
ドームは破壊できたが、そう遠くない場所で壁によって身を守る先生の姿。
私は冷静に銃を使って地面に着地、それから近くの瓦礫と切島くんと砂糖くんを交換した。
追撃として、手榴弾を一つ放った。
「A、」
「砂糖くんは糖切れ？切島くんはまだ行ける？」
「ああ、悪い…っ」
「おうよ、いけるぜっ」
肩で息をしている砂糖くんに苦笑する。
切島くんも疲労の様子が見えるが、私の声に笑って答えた。
「じゃあ、砂糖くんは出口のゲート目指して。切島くんは私と足止め！」
「わかった！」
「任せとけ…！」
私たちと先生の間を隔てていた壁が壊れた瞬間、銃で一発。
真っ直ぐと、ゲートに向かって打ったために、先生の背後に飛んで行く。
そして、銃弾と砂糖くんの位置を変える。
先生が意識を後ろに向けようとした瞬間に、切島くんが攻撃した。
「あとは、時間稼ぎで私達の勝ち…！」
切島くんのヒット&アウェイのタイミングを見ながら交換の力を駆使する。
自分自身と切島くんを個性で囲もうとするのを防ぎつつ、もうそろそろだろうかと思った。
その時、耳の無線から合格の声が聞こえる。
「…よっしゃあぁ…っ！」
ガッツポーズをする切島くんが手を伸ばす。
それを真似れば、力強く交わされたハイタッチ。
…よし、1チーム目完了。
心の中でほっと息を吐いた時、目の前にハシゴが降りる。
ヘリから垂らされているそれを掴めば、浮き上がる体。
まさかの休憩もさせて貰えないやつ…。
満面の笑みで手を大きく振る切島くんに見送られ、ハシゴにしがみついたまま次のフィールドへ移動する。
見えたエリアは、高層ビルが立ち並んでいた。
「次は…校長先生対、芦戸さんと上鳴くんかぁ…」
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
