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「先生ー」
私はにっこりと笑って首を傾げる。
呼ばれた相澤先生は、どこか気まずげに私から視線を逸らした。
「例によって、私はまたしても一人ですかぁ？」
「…怒っているのか？」
今日は、期末テストの実技試験日。
対仮想敵模擬戦闘だと思っていたのだが、急遽変更され対人戦になった。
生徒が二人チーム戦で、敵はプロヒーローである教師陣。
次々と組み合わせが発表されていく中。
私は、例に漏れず…ひとりぼっちだった。
最後まで、名を呼ばれることはなかった。
「いいえそんな滅相も無い私ごときが期末試験に意見できるわけないじゃないですかぁただほんの少しだけ理不尽だなぁとは思いますが」
「…怒ってるんだな」
はあと相澤先生はため息を吐くが、こちらがそうしたい気分だ。
そんな私の鬱屈とした気分を吹き飛ばすように笑うのはオールマイト先生。
「HAHAHA！そんなにむくれないでくれA少女！キミには特別な試験を用意してあるからさ！」
…余計気分落ちる。
いい加減私も二人組で共闘とかしたいんですけどー。
心の中でそうはいうものの、もう決定されていることを覆せるだけの権力が私にあるわけでもない。
チームでばらけていくクラスメイト達。
私はリカバリーガールについていくようにという指示を受けて、大人しく彼女の背を追いかけた。
「また、大体的なことしますねぇ」
「今年の1年は色々合ったからね、こっちも色々対策を取らざるを得ないんだよ」
リカバリーガール用に特設した養護室に入る。
中には、いつもの医療器具とベット、そして大きな液晶が設置されていた。
ルールは単純。
用意されたフィールドで、教師にカフスをかけるか出口から脱出するか。
といっても、相手はプロヒーロー。
ハンデのために重しをつけているらしい。
「…すんごいペアですね。緑谷くんと爆豪くんを組ませるなんて底意地悪いなぁ、誰が考えたんですこれ？」
「相澤先生だよ」
「なるほど、やりそうだ」
画面一面に移る緑谷くん、爆豪くん、そしてオールマイト先生。
不穏な空気を画面越しでさえ感じ取れるので、なかなか合格は厳しいものになるだろう。
「緑谷くんに、爆豪くん。出力としても全く問題ない二人だけど、何よりも最悪な仲。コミュニケーションを取ることができれば、まあ…行けなくはないはず」
…ああ、早速殴った。
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
