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「隠し事が苦手なところ、」
「自己犠牲が過ぎるところ、」
「自分を大事にしないところ、」
「全てを抱え込もうとするところ、」
「一人で全て解決しようとするところ、」
「…周りがどれだけ心配していても。それをわかっていながら無茶すると、」
「ちょ、ちょっと待って、」
指折り言っていけば、ストップと止められる。
背もたれから背を離して視線を八木先生に移す。
何か間違っているかと、笑って首を傾げた。
「わ、私はそんなに隠し事が下手かな！？一応君にバレるまでトゥルーフォームからバレたことないんだけど…！？」
「下手、なんて言ってないですよ。苦手だって言ったんです。特に嘘をついているからこその後ろめたさは酷く堪えていますよね」
窪んだ青い瞳が、私の視線から逃げるように逸らされた。
彼は基本、感情を外に出すタイプ。
それが変に隠し事をするようになったから、嘘を吐く事自体には慣れても心中穏やかじゃない事だろう。
「緑谷くんは嘘を吐くことがまだ慣れていないから危なっかしいですけどねぇ。成長すれば八木先生と同じ反応をするであろうことなんて分かりきってます」
「…そうかな？」
「いや、もしかしたら大人になった緑谷くんの方が上手く嘘を吐くタイプかもしれません」
私の付け足した言葉に、ショックを受けた八木先生。
その姿に少し笑って、お茶を飲んだ。
「だから、一緒に見ましょう？」
「…え？」
「私の予想が合っていたと、大人になった緑谷くんの嘘を一緒に見破りましょうね」
本当はリカバリーガールに聞いて知っていた。
八木先生にとって、オールマイトとして活動することは寿命を縮めていることと同意義だと。
それを、八木先生自体が諦めていると。
『あの子は最後まで「平和の象徴」でいるために、闘いの中で逝こうとしてるんだろうねぇ』
嫌な考えだな、とリカバリーガールの言葉を聞いた時思った。
そこまで『平和の象徴』に頼る世界が。
自分一人で平和を背負おうとしていることが。
「…なんで、A少女はそういうことを言っちゃうんだい？」
「さあ、なんでですかねー」
「おじさん、涙出ちゃいそうだよ…」
「おじさんはまだ気が早いんじゃないですか？まだまだ、あの子達の行く末を見届けて貰わないとですから」
…私もできることなら見たいなぁ。
1-Aの皆が、どんなヒーローになるのか。
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
