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…罪悪感が半端なかった…！
そんなことを思いながら、深く息を吐く。
保健室から女子全員が私の帰りを待っていてくれていた。
男子も何人か待とうとしてくれていたようだが、どうやら女子が帰したようで。
ハンカチをわざわざ個性で創り出してくれた百ちゃんはもちろん、最近急速に仲良くなった三奈ちゃんもかなり心配してくれた。
他にも皆優しい言葉と、お菓子や遊ぶ約束など、一生懸命励ましてくれる。
もう、だんだんと逆に申し訳なくなるくらいには。
やっとの事で皆にお礼を言って、大丈夫であることをアピールし、教室で別れる。
最後まで百ちゃんは家に私を送ろうとしてくれていたが、慎んで辞退させていただいた。
「そんなに、ヤバそうに見えたかなー」
ポツリとぼやくように言って、教室を出た。
夕暮れに染まり始めた学校は、どこか物悲しく見える。
…いや、急にクラスメイトが泣き始めたら当たり前か。
明日、皆にお詫びの品を買って配ろう。
そんな決心をして、雄英の門を潜る。
デパートへ行こうと思って、帰り道とは違う方へ身体を向けた。
「おい、どっか行くんかよ」
…お？
背後から聞きなれた声がかかる。
驚きつつ振り返ればそこに、予想通りの人物…爆豪くんがいつも通りの不機嫌そうな表情で立っていた。
制服ではなく、黒いタンクトップとジャージのズボンにランニングシューズという装いを見ればなんの目的かはわかる。
…が、わざわざ雄英の門の前にいたのは？
「デパートに、買い物に…？」
「メシか」
「や、女子達に心配かけちゃったみたいだから…お礼の品物を、と思って」
はは、と力なく笑えば、ずんずんと近づいてくる爆豪くん。
疑問符を浮かべつつ、ジッとしていれば乱暴に手を掴まれる。
そして、有無を言わさず私が行こうとしていた反対方向へ歩いてく。
「ちょ、爆豪くん？なに？」
「明日にしろ。今日はウチでメシ食え」
「な！？なんでいきなり…ッ、てかお家行くとしたら尚更何か買って行かなきゃ、」
「ウルセェ。ババアが連れて来いって言ったんだ、テメェは大人しくしとけ」
またババアなんて言ってると叩かれるよ！？
と、叫ぼうとしたが彼の横顔はいつもよりも真剣そうなもので。
普段の不機嫌そうな表情とはまた少し違った雰囲気に、軽口を叩けない。
どうやら爆豪くん宅に、二度目の訪問が決定してしまったようだ。
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
