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「…キミは何故ここに？」
「怪我をして…直していただいたのですが、授業を出る前に休んで行けと言われまして」
「そうか。怪我は治ったんだね？」
一瞬の戸惑いがあった後に、探るように続けられる会話。
彼がオールマイトと同一人物だと気づくのは、きっとこの世界が漫画であるとわかっている私の特権だと思う。
というか、アイツが言っていたのを話半分に覚えていたのだ。
オールマイトの姿は二つあること。
それを周りに隠して生活している事。
傷だか個性だかの所為でヒーローが続けられない事。
「…大変そうだなぁ」
「…な、何がだい？」
「…あ、声出てました？こっちの話です」
ぼーっとしていて口に出してしまったらしい。
訝しげに、そしてどこか動揺するようにこちらを除く彼に首を振り返した。
「そーだ、貴方は雄英の先生なんですか？見た事ないですけど」
「HAHAHA、臨時講師みたいなものだからね！」
「オールマイトみたいな笑い方しますねー」
「は、はは…そ、そうかい？」
無知を装って問いかけてみればボロが所々。
でもこれがバレないのは、ココが漫画だからだ。
「先生は何を教えるんですか？」
「そ、そうだね…ぅ、うーん、」
「国語とかですか？」
「う、うん！そうだぜ」
「あ、そうだ丁度わからないところがあったんです！聞いてもいいですか？」
「…ヴッ、」
「嘘です。嘘ついてるのバレバレだったので揶揄ってみました」
「HAHAHA…まいったな」
苦笑して冷や汗を流す姿に、特に突っ込んだことを聞くこともなく。
先生と話すためだけに起こしていた身体を、ベットに倒れさせた。
ひょっこり顔を覗かせた彼に、やけに子どもみたいな行動を取るなぁと思いつつ笑う。
「な、なにも聞かないのかい？」
「あー、じゃあ」
ソワソワと揺れる大きな身体。
それから私の言葉に、しまったとばかりに肩を強張らせてしまった。
「先生の、名前は？」
ポカン、と口を大きく開けて固まってしまった先生。
どうやら、思考回路でも停止してしまったようで。
「先生の名前、教えてください」
「…ぎ、…ぃ」
「え、」
「私の名前は、八木 俊典…だ」
「私の名前はA Aです」
流石にオールマイトという名を名乗りはしないだろうとは思っていた。
が、これが彼の本名なのだろうか。
「これからよろしくお願いしますね、八木先生」
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びだくおん - 25のところ相澤先生のセリフ『礼』が『例』になっていると思いますよ〜 (2018年9月26日 20時) (
レス) id: 928f36eedf (このIDを非表示/違反報告)
裕貴雛@きょーたん(プロフ) - 突然すみません。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが書きます。replaceという単語が書き換えるという意味でで出てきてるのですがreplaceの方が一般的に置き換えるの意味の方が強いです。また、exchangeは商品やお金に対して使うのでchangeをオススメします。 (2018年7月11日 4時) (レス) id: 630a80e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すっごく面白いです！！！！これから少しずつわかってくるであろう真実にドキドキします！誰落ちかも楽しみです〜！更新楽しみにしてます！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - 紹介文の漢字が英雄になっています！間違ってたらすみません。 (2018年6月24日 18時) (レス) id: dff716be10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年6月21日 2時
