23粒 ページ26
はぁぁぁ…
と、深い深いため息を吐く
それに反応した涼太は、真っ赤な目を携えて顔を上げる
そこには恐怖が色濃く滲み出ていた
貴「…怒ってないよ。怒ってないから怖がるのを止めなさい」
ズボンの中からハンカチを取り出して涼太の目元を優しく押さえつける
黒「Aさん、それは少し甘すぎです」
テツヤの軽い戒めを笑って蹴飛ばした
貴「しょうがないじゃない、憎めないんだからさ」
僕の言葉に目を見開くのは、この場全員
貴「涼太、どちらについていくかは自分で決めなさい。自分が正しいと思う方に」
緑「…そんなのは決まっている、黄瀬は暴力に謝っただけであってそちらに着くとは一言も言っていない」
貴「…そう」
黄「…すみませんっす、緑間っち、」
涼太は私のハンカチを握りしめたままキセキに対立するように立つ
青「な、なにやってんだよ?」
黄「俺は…Aっちを、奏多っちを信じるっす」
チャッチャラー
駄犬 を 仲間 に した←
シリアスぶち壊し?
っは、私にシリアスは似合わない☆
貴「ふーん、で?」
中立って立場もあるけど?
そういうと、涼太は覚悟したような顔つきで私に向き直る
クルクルクルクル忙しい奴だな…←
黄「俺は…桃っちの味方をしたいっす!」
殴ったくせに…←
貴「さつきが許したらね」
黄「はいっす!」
あーあ、なんか色々台本がぶっ壊れたけどまあいっか
味方増えたし?
寝返りセーコー←
赤「裏切るのか?黄瀬」
涼太を責めるような強い口調に、少しカチンときた
貴「笑わせないでください、征十郎様?」
貴「先に裏切ったのはどちらかしら?」
貴「よーくお考えくださいね」
貴「赤司家の次期当主であろうお方が…残念ですわ」
赤「っっ!!」
机に上に置いておいたワイシャツを羽織り、二つ三つボタンを閉める
大丈夫だと祥吾とテツヤに合図してさつきを開放する
貴「テツヤ、気を悪くしないでね?」
黒「?…はい」
貴「朝比奈さん。」
貴「テツヤってさ、」
貴「『 』?」
朝「!?」
.
.
『主人公っぽくないよね』
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Rei(プロフ) - ………悪女が私と同じ名前……((ガックシ (2017年12月6日 21時) (レス) id: e138665cc1 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - RA・Iさん» ありがとうございます!part3も出来たのでぜひ! (2015年2月21日 16時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
RA・I - めっちゃ面白かったです! (2015年2月21日 16時) (レス) id: 22918190a3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗(プロフ) - 原作者様が不利となる二次創作(漫画に出てくるキャラがいじめたり殺し合いをしたりなど)は違反です。これは占ツクの規約にも載ってます。フラグは無意味なので消す又は作品を全体的に変えることを求めます。 (2015年1月21日 6時) (レス) id: 4e63d743cb (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 紅さん» 大丈夫ですよー!週一回は目安ですし、冬休みはなるべく多く更新いたしますね!読んでくださいまして、ありがとうございます! (2014年12月25日 16時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2014年11月29日 20時