【黒バス】浮気心とうわの空。【黄瀬 涼太】 fin.

浮気 7 ページ7

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「…ちょっと、浮気してくれません？」


「……………………は？」







まあ、そうなるよね。








青峰くんと別れて、向かったのは隣のD組。


そこで私は、この学年二番目に位置する男の子の元へ来た。


一番はもちろんキセキだ。



その子の名前は、江ノ島 祐樹。


なかなかのイケメンさん。


それにプラスして、女の子を取っ替え引っ換えしてるというウワサ。







「どういうことぉ、祐樹ぃ？」






ベタァっと交換音が付きそうな感じで、江ノ島くんに引っ付いたケバい子。


今の彼女だろうか。






「あ、彼女さんもそのままでいいですよ。」


「はぁ？何言ってんのアンタぁ」






心底ウザいとでも言いたそうにしている彼女さんを放置して、再び江ノ島くんに向き合う。


目を丸くしていた江ノ島くんは、涼太には負けるけどやっぱりイケメンで。


…イケメンはどんな顔をしててもイケメンなんだな、クソ。





「…ちょっと、何言ってるかわかんないけど、Aちゃんと付き合えばいいのかな？」


「…………………なんで名前知ってるんですか？」


「ああ、俺、可愛い子の名前は覚えてるよ。」





…なんだこの人、ちょっと危ない人か？


そう思っていると、抱きついている女の子が騒ぎ出した。






「なにそれ祐樹ぃ！？聞いてないんだけどぉ、ってか、私告った時名前知らなかったよね。」


「……………………うん。」






目の前で繰り広げられる修羅場。


女の子泣いてるんだけど…どうしよっか…？

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