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浮気 19 ページ20






『笑ってみるよ』だなんて言ってみても、そう現実は甘くなくて。


笑っていたくても、こんな状況で笑ってたら__________







「ちょっと!なんとか言いなさいよ!」


「そうよ、アンタはリョータと付き合ってんでしょ!?」


「なんで昨日、江ノ島くんと二人で遊んでんのよ!!」






__________頭ヤバい子になるよね。






定番の定番。


校舎裏の呼び出し。


多勢に無勢、まさに集団リンチ。






「…めんどいなぁ。」







ボソリと言った言葉は、運良く聞こえていなかったらしい。


重ねて罵倒する彼女等を、私は死んだ目で見ていた。





そもそも、なんで涼太は浮気良くって私はダメな訳?


アンタ等には関係ないだろっつーの。


…ああ、関係なくはないか、涼太の浮気相手だもんねー。






心の中で彼女等に対する鬱憤を吐き出していく。


その間も、涼太の彼女さん達は休みなくひたすら口を動かし続ける。






慣れていた、こんな事は。


元々、付き合う前からファンの子達に何か言われるのは目に見えていることだった。


ずっと黙っていればその内彼女達は、何も言わない私に飽きて立ち去る__________









__________はずだった…今までなら。








「__________ぃった…。」








痛み、というよりも熱が頰を侵食する。


目の前には、化粧で固めた顔を歪める女の子。


どうやら、私は叩かれたようで。






手、出してくるのは初めてだなぁ。







なんて思いながら、頰のジンとした痛みを感じていた。


私を叩いたのは、涼太のファン集団の中でもリーダーシップを取っている子。


そして最近は涼太の隣で、何度か私に勝ち誇ったような顔を向けてきていた。


つまり、浮気相手のひとり。






「っむかつくのよ、アンタ!!」






…ああ、本当にやだなぁ。

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何卒 - 祐希と付き合いたいわ…。 (2020年1月6日 20時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 祐希君イケメン過ぎ……もう付き合えよ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィア(プロフ) - 読みに来たのは2度目ですが、本当に、ゆーきくん…好きです…。 (2018年12月30日 11時) (レス) id: 43edf93385 (このIDを非表示/違反報告)
黎譁 - いい!凄くいい!何もかもがとってもいい! (2016年4月3日 1時) (レス) id: 885de11009 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 江ノ島くぅぅぅぅん!!。貴方イケメソすぎるよ!!。 (2016年2月13日 13時) (レス) id: c145b12640 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2015年5月4日 0時

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