浮気 2 ページ2
．
「ねぇねぇ、リョータくーん」
「アタシ達と向こういこぉよぉ〜」
「ねぇー私とも遊んでぇ？」
ぅおえ…。
初めから汚くて悪いね、それでも悪いのは私ではなく香水たちだ。
涼太は、同じクラスで席も隣同士。
クラスは運だったが、席は涼太が細工したとこの間誇らしげに話していた。
…つまり、女が寄ってくるってこと。
もちろん、私にではなく隣の涼太にね。
「えぇ〜俺、今Aと＿＿＿＿＿＿」
そう言いかけて、ハッとする涼太。
そして慌てて私を見る。
…？？？
「＿＿＿＿＿＿い、いいッスよ。向こうで話そ！」
あまりにも無理矢理な軌道修正。
何かに気づいていなければ、確実に彼はこう言っただろう。
『俺、今Aと一緒にいるから邪魔しないでほしいッス！』
いつも、彼が言う言葉。
なのに、今日はその"邪魔"と一緒に過ごそうとしてる。
なんか、あるな。
別に、直感じゃない。
別に、勘付いたわけじゃない。
別に、彼をよく見ていたわけじゃない。
ただ＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿彼の視線が痛いだけだ。
今現在進行形で、チラチラとこちらに視線を向けている涼太。
彼の、視線が。
強いて言うなら勝ち誇ったような、涼太の腕にくっついている女共の視線も痛いけど。
…なーにやってんだか。
「…何を吹き込まれたのかな。」
ポツリと呟いた時には、目立つ彼の髪色も嫌な香水の匂いも無かった。
私の口から溢れたため息は、お昼休みの喧騒の中に消えて溶けた。
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何卒 - 祐希と付き合いたいわ…。 (2020年1月6日 20時) (
レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 祐希君イケメン過ぎ……もう付き合えよ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィア(プロフ) - 読みに来たのは2度目ですが、本当に、ゆーきくん…好きです…。 (2018年12月30日 11時) (レス) id: 43edf93385 (このIDを非表示/違反報告)
黎譁 - いい！凄くいい！何もかもがとってもいい！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 885de11009 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 江ノ島くぅぅぅぅん！！。貴方イケメソすぎるよ！！。 (2016年2月13日 13時) (レス) id: c145b12640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年5月4日 0時
