オリズとAUは関わるべきじゃないんと思うんだ【UNDERTALE AU】

17:記憶喪失 ページ17

「そういえば、うさぎの日(3月3日)に商店街で演るって言ってた「ふわふわウサちゃんといっしょ!」は良いのか?」

今日だろ。と兄弟が切ってくれた
うさぎ型のりんごを頬張りながら聞くと、信じられないといった顔で俯いてしまったパピルス。


ﾊﾟﾋﾟ「今日は3月6日だよ、兄ちゃん。もう3日経ってるよ」


「それは、本当か?」

ﾊﾟﾋﾟ「…」

いや、パピルスがオイラに嘘を付くはずがない。
じゃあオイラがぶっ倒れたって事か?
何処で?いつ?


クソ、商店街に着いた辺りからの記憶がねえ…。



「本当に記憶に無いんだな?」ｶﾞﾗ

ﾊﾟﾋﾟ「アンダイン!」

わざとらしく音を立てて扉を開いたアンダインと
後ろで少し慌てた様子のアルフィーが中に入ってくる。


「ああ、オイラがいつから此処に居るのかも、ついさっき知ったばっかりだ」


ｱﾝﾀﾞ「あれだけ暴れておいて、一切の記憶がないのか??

一般人に被害が無かったから良いものの!!お前が街で暴れていたら……!!」


ｱﾙ「ま、待って!!アンダイン!」

今にも掴みかからんとする形相でまくし立てるアンダインに、アルフィーの止めが入る。



ｱﾙ「サンズは今魔力を消費し過ぎて、いわばガス欠の状態なの。
だから、つまり…えっと……」

「い、一時的な記憶喪失みたいなものだから、魔力が戻るか
何かしらのキッカケさえあれば、思い出すと思うよ!」


だから、ね!アンダイン!といった風のアルフィーに
まだ何か言いたげだったアンダインだが、愛しの彼女には負けたようで

最後には大人しく2人で下がっていった。



ｱﾙ「サンズはもうしばらくラボで療養するから、大人しくしててね…!」


帰り際にそう言われ、後ちょっとで終わる筈だった資料のお預けを食らった――――――――――。




「悪いな、パピルス。一緒に行ってやれなくて…楽しみにしてたろ?」

ﾊﾟﾋﾟ「…サンズはいつもそうだな」ﾑｽｯ


どうやら兄弟は行けなかったことについて
謝って欲しいわけではなさそうだ。


「ごめんな」

ﾊﾟﾋﾟ「何について謝ってるの?」

「…それを思い出すためにも、今はしっかり休むよ」


ﾊﾟﾋﾟ「うん!」


正解みたいだ。良かった…。


早く思い出さないとだな、兄弟の為にも
何より"アイツ"は誰なのか……。


―ｽﾞｷ―


出てこねえか。



起きたらまず、アソコに行ってみるか。



オイラが、大暴れしたって




いう、場所に…………

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