リーチ兄弟がうちに来たようです？ 【ツイステ】

リーチ兄弟 13 ページ16

「では僕もお風呂に入ってきますね」

「はい、手伝ってくれてありがとうございました！
ゆっくり温まってきてくださいね」

と言っても、あまり温まる必要はないのかもしれないけど

「Aー！早くこっち来なよー」

ソファで私を呼ぶ天使ことフロイド

「はーい、ちょっと待って！」

裁縫道具を持ってソファに座る
なんでかって？壊された人形を直すんだよ！！

「あれー、何すんの？」

「フロイドが壊した人形を直すのー
綿入れて縫うだけ、針使うから危ない事しないでね」

目は離さず返事だけする
すると何を思ったのか

「じゃあ後ろからギューってするね♡
人の姿だと尾びれが短いから絞めづらいけど」

待ってください。お待ちください。お待ちしやがれください。死んじゃう。ねぇ！好き！(？)

「話聞いてた？？危ない事はしないでね、って言ったじゃん？？こんな状態で針が扱えるわけなくない？
見ろよ、手が震えてるよ。震度10だよ。」


「んーでも今は絞めたい気分」

絞めたい気分ってなんぞ。...もういいわ諦めた。
早いとか知らん。

動けないので別に見たくもないテレビをつけてテキトーなドラマを流し見する


あ"ー、まだフロイドとジェイドの写真1枚しか撮ってないの凄くね。ある意味やばいよね。実物に会うとマジで挙動不審になる。

撮っていいですよーって言われたら瞬で容量いっぱいになると思うけど
いや考える事くだらなすぎるな



「フロイドーそろそろ飽きたー？」

やけに静かなので解放を求めて話しかける、が返事はない

早々に嫌われたの？まだ何もしてないじゃん
ジェイドも好んでるって言ってたじゃん！嘘だったの！？


「フロ、えっ...」

後ろを向こうとすると肩に落ちてくるフロイドの頭

え、寝た？
この状況で？寝たの？怒るよ？


「ちょっと待ってくださいよ、イベントラッシュしすぎだって...ジェイドさぁぁぁんまだですかぁぁぁ」


起こして不機嫌になられても困るので小声でジェイドへ助けを求める


「おや、寝てしまったのですか？
随分仲良くなられたようで」

完璧なタイミングで戻ってきたジェイドがクスクス笑いながらそう言う

「違いますって！貴方もジェラピケ似合いますね！？
は、置いといて
フロイド剥がしてくれます？」


「そうですか？確かに着心地は良いですけど
慣れない環境で少なからずフロイドも疲れたんでしょうね」


「階段すぐの、右の２部屋使ってください」

「ありがとうございます」

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