偽りの僕は呪術師に

先生 ページ4

『五条先生』



ん？どうした〜？と目の前を歩く不審者ヅラの男。この際言ってもいいだろう



『何で私は先生の買い物に付き合わされてるんですか？』



「えー、せっかくこのGLG(グッドルッキングガイ)の僕とお出かけ出来るんだよ〜？もっと喜ぶ所じゃない？」



『そうかもしれませんけど、こんな時間が取れるなら私の休暇を作ってくれません？』



最強な男にこんな暇があるなら、私の休みが少ないのはどう考えても可笑しい



権力か？先生ならやりかねない……



「まぁまぁ、禮舞の気分転換にも良いかな〜って思ったんだよ？」



『正直に言ってください』



「んーーー、荷・物・持・ち☆」



『あーやっぱり！』



「メンゴメンゴー！」



絶対悪いと思ってない顔だ。生徒に荷物持ちとか本当に教師かよ






＿＿＿クレープ店にて＿＿



「禮舞は何頼む？」



『あ、じゃあチョコバナナでお願いします！』



「オッケーイ。それじゃあこのチョコバナナクレープと、いちごクリームカスタードクレープを一つずつお願いしまーす」



「は、ハイ！」



嫌ぁ……、周りの視線が痛いよ先生
多分主に100％先生のその目隠しと背の高さのせいだと思うんだけど、なんとかしてくれません？



せめて目隠し外してグラサンにするぐらいはして欲しい。知り合いだって思われると凄く嫌なんですが



「はい、チョコバナナ」



『…ありがとうございます』



「この後どうする？僕的にはカフェとか寄って休憩したら〜、禮舞が行きたい所行こっかなーって思ってるけど」



『遠慮しておきます！今日はこのまま帰りましょう！今すぐ高専に！』



「ウッソそんなに嫌〜？？即答は先生傷ついちゃうなぁー」



『視線を向けられる私の身にもなって下さい』



「そんなの気にしなくても、Aは僕の隣を歩いてて良いよ？まぁまぁ釣り合ってるからさ♡」



『出来れば歩きたくないです。釣り合ってても困ります！』



主に視線が嫌ぁ！変人の隣は変人だって思われてるよ絶対。この人とは一緒にしてほしくない



『さぁ、帰りましょう！クレープありがとうございました！』



「うん……。そういう所はしっかりしてんのね」

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