いや、近寄らないで下さい【A3!】 (ページ33)

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｢なんで、そんな写真残そうと思ったんですか..｣

｢うーん、なんとなく?｣

だって、可愛いじゃん_______

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｢....な、何言ってるんですか｣

｢はは、顔真っ赤｣

不意打ちの彼の発言によって、恥ずかしさが更に増していく。何故か、顔を逸らしてしまった

なんてことを...本当に不意打ちすぎた。この人、さりげなく変なこと言ってくるから対応に困る

可愛いなんて言葉、何回聞いたことか

至さんにも、言われたとなると更に困る自分がいる

｢もう1回だけ、これ着てくれたら
消してあげでいいよ｣

｢うひゃ..!!｣

しまった、なんて声を出したんだ私とすぐに手で口を塞いだ

至さんが耳元でいきなり、喋ってきてびっくりしただけなのに

｢わろた｣

｢.....｣

ちょっと、地味にむかっときた

｢着ませんから、絶対に。お断りです!!
無理矢理でもその写真、消してやる｣

｢え、どうやって｣

どう見ても無理でしょかと言うように右手に握られている携帯をゆらゆらと揺らす至さん

私は立ち上がって、この人から携帯を奪い取る最終手段を見つけた

先程まで、ちょっと怖くて避けてたけど..今だけ、

｢真澄くん、お願いがあるんです

至さんから、あの携帯を取ってもらえないでしょうか..｣

少し、ゲスいことをしたが
もう、これしか方法は残っていないと脳内の私が言う

真澄くんはというと、頼られて顔が嬉しそうにしていた。すぐに至さんの所に行く

｢ちょ、それは反則でしょ｣

｢現実では反則じゃないです、残念でしたね。はは。｣

ゲームでは反則かもしれないが
現実では反則じゃないし、ゲームじゃないもん

ごめんね、真澄くん。あとでお礼でも言っとこ。

因みに至さんからは無事に携帯を奪い取ることが出来た。真澄くんすごーいと心の中で思う

はぁと溜息をつきながら、彼にとられた写真を消したが消す前にもう一度だけ、自分の写真を見るが

うん、やっぱり似合ってない

これで、可愛いとかよく言えたな

すぐに無言で削除

至さんはというと、

｢あぁ、勿体無い
まぁ、いいや｣

あれ、なんで怒らないんだ
可笑しいぞ..

｢真澄、送った写真
もう一度、俺に送っおいてね。よろー｣

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