story4 ページ4
「そうか、君がAAさんか」
「名乗ってないのに……」
「僕は生徒会長だからね、全校生徒の名前くらい知ってるさ」さも当たり前だと言うような返答に驚いてしまう
「それと君が言っていたように部活、委員会に入ってなかったのに不思議でね。覚えていたんだよ」
全員の視線か自然と集まり言葉が紡げない
「ごめんなさい……」
「いや、君を責めるわけじゃないよ、事情があるだろうしね。それにこれはただ僕の興味本位」
にこりと笑っているはずなのに怖い
蛇に睨まれた蛙だ
「エッちゃん、意地悪しすぎだよ」
うつらうつらしていた筈の凛月くんがおどけて言えば会長さんは怪訝そうな顔をしていた
「さっきから、凛月くん。誰かを助けるなんて珍しいじゃないか？」
「早くエッちゃんとの用事終わらせたいんだよねぇ」
相変わらずの気だるげな声に気が抜けてしまいそうになる中、私には関係なさそうな話になりそうだ
「……じゃあ、私はこれで」
「ちょっと、Aちゃんもいてよね」
「えっ？だって私には関係ない話だよね？」
「いいから、最後まで話聞いて！」
ぷくっと頬を膨らませられては最後まで聞くしかなさそうだ
「で？話ってなんだい？」
「紅茶部、明日集まるんだよねぇ。明日の担当エッちゃんだからね、忘れないでよ」
「なんだ、わかっているよ。僕の楽しみの一つだからね。本題はそれじゃないだろ？」
「分かってるなら話は早い。紅茶部の人数って、エッちゃん卒業したら、はーくんと俺だけになると同好会すらなくなるよね？」
「まあ、そうだね」
あれ？今、ちらっと凛月くんみた？
「新入部員って、アイドル科じゃないとダメな訳？」
「そういう決まりはないけど」
「ふーん、普通科でもいいの？」
「部員と本人がいいのであれば」
再び合う視線に「え？私？」と首を傾げてしまう
「他に誰がいるの？」
「ダメダメ、私、放課後用事が……」
「紅茶部も安泰だし、君の部活も見事に決定。しかも、紅茶部は不定期で頻度は多くない
ほら、お互いメリットしかないけど？」
そう放課後は本当に時間がない
バイトもしくは…
そんなタイミングで生徒会室に電話が鳴り響き、会長が出れば私に変われとの事…
内線から外線に切り替わると馴染みの声が聞こえた
「分かった、バイトないからいいよ」とだけ伝えれば電話は切られた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫愛りあ - 凛月くんLOVE！！かっこいい！！ (2月12日 22時) (
レス) id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - ななさん» はじめまして。コメントありがとうございます。凛月くんを褒めて下さりありがとうございます。見切り発車してしまった小説ですが楽しんで頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします (2019年8月28日 23時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 凛月くんカッコイイ！ (2019年8月28日 19時) (レス) id: cda48c16bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - かなとさん» 教えて頂きありがとうございます。すっかり抜けておりました。フラグを外しましたので、ご確認を宜しくお願い致します。 (2019年7月29日 19時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外しください違反です (2019年7月29日 12時) (レス) id: 31b2697a36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきはな | 作成日時：2019年7月29日 12時
