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晴れて2年生になると、部活や委員会に入らないといけなくなった。紗夜は生徒会と剣道部へと入部したが、一方の私は期限内に部活も委員会も決められず、罰としてアイドル科の生徒会に書類を届ける事になった
「おもっ」
ずっしりとした重みにため息がでる
一番上の書類には、“夏祭りへの出演依頼”と書かれていた
そんな大事な書類を生徒に任せるか？！
そう思いつつ、階段を上っていき、ふらついて気がつく頃には手から書類が離れていくのが目に入った
「うわっ」
痛みを襲ってくるのを待つも、痛みが来ない
腕を引っ張られる感覚に目を開けば、赤い瞳の男の子が気だるげにこちらを見ていた
「ちょっとあぶないんだけど」
「えっ？ごめんなさい」
慌てて手すりを使いバランスを整え、「ありがとうございます」とお礼を述べれば「別に」と返ってきた
下に落ちてしまった書類を集めようと手を伸ばすと、“Knights”の文字が目に入った
「Knights?」
小さく呟かれた言葉に顔を上げれば、「何これ」と嫌そうな表情がみえた
「あー今度、夏祭りがあって、出演依頼の申請書だそうです」
「なんで君が？」
「色々あって、担任に頼まれてしまって」
苦笑いを浮かべ、次々重ねて運ぼうとすれば「へぇ」と興味無さそうに持っていた書類を上に置かれるかと思ったら、半分ごっそりと取られてしまった
「俺、あんまりこういうのしないんだから、感謝してよ？」
「あ、ありがとうございます。え、えと」
「朔間凛月」
名前を聞こうかと思ったら、あっさりと教えてくれ、私の名前も伝えれば「ふーん」とあまり興味は無さそうだった
しばらく他愛のない話をすれば、同じ2年生なこともわかった
「朔間くん、アイドル科ってことは、アイドルなの？」
「ねぇ、さっきからその朔間くんって呼ばれるの嫌なんだよねぇ」
本当に嫌そうな顔をしているのだから、何かあるのだろう
「じゃあなんて呼べば……」
「凛月」
「えっでも、「いいの！」」
あまりの勢いにぱちくりしてしまう
「で？俺がアイドルなのかって？Aちゃんはどっちだと思う？」
「質問を質問で返さないでよ……アイドルに見えるけど、私、興味ないから分かんないや」
「ふーん、それは意外かも」
本当に意外そうな表情にどんなイメージを持ってたんだと思ってしまうが、なんとなく想像がついたので口に出すことはなかった
「ほら、ここだよ」と凛月くんの言葉で、部屋の掛札を見ると、目的地に着くことが出来たようだ
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猫愛りあ - 凛月くんLOVE！！かっこいい！！ (2月12日 22時) (
レス) id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - ななさん» はじめまして。コメントありがとうございます。凛月くんを褒めて下さりありがとうございます。見切り発車してしまった小説ですが楽しんで頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします (2019年8月28日 23時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 凛月くんカッコイイ！ (2019年8月28日 19時) (レス) id: cda48c16bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - かなとさん» 教えて頂きありがとうございます。すっかり抜けておりました。フラグを外しましたので、ご確認を宜しくお願い致します。 (2019年7月29日 19時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外しください違反です (2019年7月29日 12時) (レス) id: 31b2697a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきはな | 作成日時：2019年7月29日 12時
