輝・3カラット ページ4
A『というか待って。何これ……なんで、私が次のパーティーに出席することを知っているの?
しかも盗みにくるって!』
ミレイ「そうですね…これは警備を上げる必要があるようです。
それに……この方は…いえ、今はまだ大丈夫なはず…
……お父様にご報告しにいきますね。」
バタン
え、何でそんな意味ありげなこと言うの?
何か知ってるの?
不安になってくる…
よし、気分転換にテレビでも見よう。
ピッ
あ、速報じゃん!
GOODタイミングだよ私!
〈【速報です。只今、煌星宝石店で、再び盗みが発生しました。警察は近頃同様、盗人Sの犯行と見て調査しています。】
男性アナウンサー『いやぁ、それにしても最近は、宝石店を狙った盗みが多くなっていますねぇ。それも全部盗人Sによる単独犯行。』
女性アナウンサー『確かにそうですよね、宝石は女の子にとっての夢が詰まったものなので。早く捕まって欲しいものです。』〉
A『え、煌星宝石店?』
待って、お金持ち御用達の店に?私も行ってるし…
泥棒が?
怖っ
いやいや、何かの冗談だよね?
だって、あそこにどうやったって侵入できるわけ無い。
聞いて、あそこの警備は厳重。
超厳重なの。
まず、店が開いている時間は
A.M10:00〜P.M16:00の6時間。
そして、入れるのは常連客のみ。
常連客の条件は、最低週3通うということで成立する
それに警備員は合法組織のヤクザ。
(根は優しかった。)
常連客以外の人が立ち入ることはできない。
新規で常連客として、入るにしても店員が外に出ているときに話をつけて交渉するか、
警備員による異端審問のようなことを受けて入るか。
そうすれば、暗所番号代わりの顔認証を登録できる。
これはA家の特例だが、店員や店長との付き合いがあるか。
(稀にお墨付きで入ることができるから。)
何もなしに入るのはまず無理。
___________の、はずなのに………
でも、この事件は、もしかしたらこれで解決できるかもしれない。
____________________が。
この解決の予想は、
思いもよらぬ方向で収束することを、私は知らない。
______________________
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作者名:水菜 | 作成日時:2022年2月11日 19時