【探偵チームKZ】KZの姫は知っている【アーヤ成り代わり】

#008 ページ9

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合格通知が届いた。

何の、なんて言わなくとも、皆さんならば察したと信じている。そう、秀明のだ!

手を抜いたから、受験Cくらいかと思っていたが、結果はどうやら三ツ矢B。そこそこ、というところだろうか。

あとはこれをキープしておけばいい。
私のリサーチ(笑)によると、黒木くんはまだCらしい。というか、昨日教室で見ただけ。

まだサボりが無いから、優秀な彼はきっとCを維持してるんだろう。まぁ小３だからね、未来の【人間関係のエキスパート】とはいえ…。



「……おいっ!!!」

「へあいっ」



耳元で叫ばれ、変な声が出る。その原因・クソ天s…おっと失礼、シュンはゲラゲラと笑っている。

こいつ、最近、私の考え事を邪魔するのが趣味らしい。悪趣味以外の何者でも無さすぎますやめろください。



「俺、三ツ矢Cだから」

「えっ嘘でしょ!?」

「ま、上に上がるかどうかはお前の自由だけど。そんだけ」

「…あ"あ"あ"、私もC行くべきだったのかなぁあ……!!でも、国語だけはCレベルっての再現したいし、でもなぁ……!!!」



数学、社理、英語では、他のメンバーに負けてしまうため、やはり国語がベストだ。
昔(つまりは前世)じゃ、理系だった私も、最近は国語をメインでやっている。

「切られたページは知っている」の時には、大体の内容と差出人が分かっているから大丈夫でも、成績は確かに出てしまう。


特別クラスに入ること。

それは、KZと関わる上で、欠かせないことなんだ。
それを、頭の片隅に置いておかなきゃね。


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